レモンバーベナの基礎知識と効能

~レモンバーベナ~

学    名:Aloysia triphylla
科   名:クマツヅラ科
別  名:コウスイボク
抽出部位:葉
種  類:低木
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な成分:シトラール、ネロール、ゲラニオール
作  用:鎮静作用、精神安定、消化促進作用、殺菌作用
適  応:食欲増進、消化不良、頭痛、腹痛
主 産 地: 南米

◇レモンバーベナは、南米原産の低木で、レモンのような柑橘系の香りが特徴。
温かい気候のところで育つため、この時期は一気に大きく成長します。

レモンバーベナは寒さに弱く冬は地上部は一見枯れているように見えますが、地中部は生きているので暖かくなると少しずつ葉が付き始めてきます。
夏の盛りには白い小さな可愛い花を咲かせ、新鮮な葉を触るととてもさわやかなレモンの香りがします。

◇レモンバーベナは、レモンのようないい香りで嫌な臭いを抑えてくれることや殺菌作用があることなどから、月桂樹のように神聖な植物とされ、儀式などで使用されてきました。

◇レモンバーベナは、18世紀頃にスペインからヨーロッパに広がってきました。
フランス語でベルベーヌと言われ、フランス人が食後に最も混んで飲むハーブテイーとして有名で、イギリスでも愛飲されています。

◇アメリカの南部では、古くからレディたちの香水に用いられていました。
映画「風と友に去りぬ」にも、主人公のお母さんの香水として登場しています。
また、かつては、晩餐会でフィンガーボールの香りづけとしても使われていました。

◇レモンバーベナの消化促進作用により、消化不良、胃のムカムカ、吐き気などの症状がある時にハーブティーを飲むと胃腸がスッキリし食欲を増進させてくれます。

◇またレモンバーベナは、シトラール、ネロール、ゲラニオールの成分による鎮静作用が高く、元気回復にも効果があるため、夜、食後にハーブティーを飲むことで消化が促進されリラックスできるのでおすすめです。

◇17世紀のハーバリストとして有名なニコラス・カルペパーの言葉に、レモンバーベナは「内側と外側のすべての傷を癒やす」という有名な言葉が残されているように、心身の傷を癒やしてくれると言われています。

◇また、オリーブオイルやビネガーに漬け混んでバーベナオイルやバーベナビネガーを作っておくととても便利です。
魚やお肉を焼く時に使用すると臭み消しになりますし、お酢と合わせてドレッシングにするとレモンのような香りのさわやかなドレッシングになります。

◇レモンバーベナの精油は高級で貴重なため高価ですが、お部屋でアロマディフューザやアロマランプで芳香浴をしたり、天然の粗塩と合わせて入浴剤として使用すると、レモンのようないい香りがお風呂の中いっぱいに拡がり心から癒やされ、とても幸せな気分になります。

エクアドルのビルカバンバは世界一の長寿村として有名ですが、この村の人々はレモンバーベナティーを愛飲しているそうです。

私はレモンバーベナの木を育てていますが、レモンバーベナの葉は、フレッシュでも乾燥させてもいい香りがするので、毎年たくさん茂った時に刈り取り乾燥させて保存し、バーベナのハーブティーとしていただいています。

単品でも美味しいのですが、ミントやローズ、レモンタイム、レモングラス、レモンバームなどレモン系の香りのものと相性がよくブレンドもおすすめ。

レモンのようなさわやかな柑橘系の香りが特徴のレモンバーベナは、ハーブティーとしてとても美味しく暑さが続く夏におすすめです。

また鎮静作用、殺菌作用、消化促進作用のあるレモンバーベナの精油(エッセンシャルオイル)は、新型コロナ感染症対策や熱中症予防としてもとても役に立ちます。
ぜひ、お試しください。

【注意】
レモンバーベナの精油は、皮膚刺激が強いため高齢者、敏感肌の方は使用濃度に注意が必要です。
お子様や妊娠中の方は使用を控えたほうがいいでしょう。

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