~レモングラス~

学    名:西インド型 Cymbopogon citratus、東インド型 Cymbopogon flexuosus 
科    名:イネ科
抽出部位:葉部
種類:多年草
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な成分:西インド型 シトラール、ミルセン、メチルヘプテノン
東インド型 シトラール、メチルヘプテノン、ネロール、ゲラニオール
作  用:鎮静、鎮通、抗アレルギー、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、昆虫忌避、抗炎症、収れん
適  応:虫よけ、気力や活力の低下、スキンケア
主 産 地 : ベトナム、マダガスカル、インド、インドネシア、スリランカ

◇インドでは数先年も前からアーユルヴェーダ―では、冷やすハーブとして感染症による炎症や熱病に用いられてきました。
イネ科の植物ですがレモンのようなさわやかなパワフルな香りが、疲労回復やリフレッシュしてくれるハーブです。

◇シトラールには、抗ヒスタミン作用や抗菌・抗真菌作用、鎮静・鎮痛作用があり血流を促す作用があるので、筋肉痛や肩こり、スポーツ後の筋肉のクールダウンにも用いられています。
またシトラールには、昆虫忌避作用がありノミやダニを予防します。ラベンダーやヒノキとブレンドしキッチンでの虫よけスプレーを作ったり、タンスの中の虫よけ、お部屋の消臭にも使用されます。

夏は、レモングラスの精油を使った虫よけキャンドルを作ります。お部屋やキャンプなどの屋外でも虫よけとして発揮してくれます。

◇さらにシトラールには抗菌、収れん、殺菌、抗炎症作用があるため、夏の火照ったお肌やニキビ肌の化粧水、ボディシャンプー、シャンプー・リンス、デオドランド、白癬菌や水虫の予防、虫刺され後のかゆみ対策にも効果的です。

◇レモングラスと言えば、タイ料理にはなくてはならいスパイスの一つです。世界三大料理であるトムヤンクンにレモングラスが使われています。
殺菌・抗菌・消臭作用は、臭みを消したり食中毒を抑制する作用があります。
また、シトラールには胃腸の働きを刺激し食欲を増進、血流をよくし内臓脂肪を燃焼することでダイエット効果、ガン抑制効果もあると言われています。暑い夏こそ、酸味・辛味などのスパイスを使用したトムヤンクンは、食欲を増進させ、汗を出し新陳代謝を上げることで体の熱も下げてくれるおすすめのお料理です。

関連記事