イースターに「香りのエッグポマンダー」作りませんか?

イースターの起源

木々が芽吹き、草花が一斉に咲き溢れ、春の訪れを告げるイースター。
イースターはキリスト教の祭りの一つで、復活祭とも呼ばれます。

イースターはクリスマスや感謝祭などと並んで、キリスト教の重要な行事で、主にその地域でのキリスト教教会の伝統文化によって様々な行事があります。

イースターは春分の日以後の満月から数えて最初の日曜日がイースターの日となり毎年変わるのですが、2024年のイースターは3月31日の日曜日です。

世界のイースター

イースターのシンボルは、「イースターエッグ」と、「イースターラビット」。

日本では、大寒の日に食べる「大寒卵」というのがありますが、イースターの卵である「イースターエッグ」は『春の訪れと生命と復活』の象徴。

その卵を運んでくるのは「イースタバニー」で、多産のウサギは『生命と子孫繁栄』のシンボルでもあるのです。

イースターは世界中で祝われ、各国によって独自の文化や伝統があります。

フィンランドでは、イースターの時期には、ミニチュアの狩猟用ライフル銃をプレゼントする習慣がありますし、アメリカではイースター・エッグ・ロールという卵をスプーンで転がしながら競争をするゲームが人気です。

また、私が暮らしていたイギリスでは、直前の金曜日からイースターの翌日の月曜日まで4日間がイースター休暇、学校も2週間のイースター休暇になります。

ビジネスマンもこの時期に2・3週間のイースター休暇を取り、旅行に出かける人も多いのです。

イースターの行事

イースターの日には、イースターエッグと呼ばれる卵やイースターラビットなどを飾ってホームパーティーをしたり、バニラ味のケーキやチョコレート、お菓子を贈る習慣があります。

私が住んでいたイギリスでは、「ホットクロスバンズ」というスパイスが効いた生地にレーズンなどのフルーツが入った、英国の伝統菓子パンを食べる習慣もあります。

さらにこの時期は、ショップに行くとワクワクするような可愛い卵の形のチョコレートや、イースータラビットの菓子類がたくさん販売されています。

また、「イースター・エッグ・ハント」と呼ばれる、卵を隠して探し出すゲームも子供たちにとても人気があります。

香るエッグポマンダー」の作り方

今回はイースターの日のために、命の始まりのシンボルである卵とハーブ、精油を使用して作る「香るエッグポマンダー」をご紹介します。
<材料>
卵、布(今回はリバティーの布地)、ハサミ、ポプリ、オーガンジーのリボン、木工用ボンド

<作り方>
★リバティーの布地を使って卵の殻に張り付けていくポマンダーです。
①卵に直径3cm位の穴をあけ、中身を出して洗いきれいに乾燥させておきます。
②お気に入りの細かく切った布地を、シワがいかないようにすき間なく卵の殻に貼り付けていきます。
③ポプリを卵の中に入れ、卵の穴の周囲にボンドを塗り、オーガンジーのリボンを貼り付けてフタをします。
④卵を振ると、ポプリが卵の殻と触れ合うコロコロという音と、ハーブや精油が香ります。
作りながら癒されるところが「香るエッグポマンダー」のいいところです。

シトラスポプリの作り方

★ポマンダーの中に入れるポプリを作ります。
<材料>
・ドライハーブ……オレンジピールかレモンピール、レモングラス、マリ-ゴールド、ラベンダーなど
・精油……オレンジ、レモンなどの好みの精油

<作り方>
①ドライハーブを器にいれて、精油を加えてよく混ぜ合わせます。
 1~2週間位熟成させると香りが落ち着きます。 

まとめ

日本では、イースターはまだまだメジャーではありませんが、教会や子供の英会話教室などからイースターのイベントが盛り上がり始めているようです。

イースターエッグやチョコレートのお菓子もいいですが、家族でイースターエッグを作りながら過ごすのも楽しいですね。

今回は、卵の殻にリバティーの生地をカットしたものを張り付けていく華やかなポマンダーと中に入れるポプリを作り、「香るエッグポマンダー」を作りました。

その他にも、和紙、英字新聞、シール、ペイントなどにより表情が変わる可愛いエッグポマンダーができあがります。

この機会にぜひ、チャレンジしてみませんか?

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