サンキライで作るクリスマスリース

いよいよクリスマスシーズンがやってきました。
街中にクリスマスソングが流れ、クリスマスイルミネーションの飾り付けでにぎわっています。
この時期はお出かけするのが楽しみですね。

今年は、山歩きへ出かけた時にてれに入れたサンキライの枯れ枝と松ぼっくりなどを使って、シックなクリスマスリースを作りました。

松ぼっくりとシルバーの飾りを少しつけ、中央には天使をつるし、赤いリボンでまわりを華やかに飾り付けたものです。
緑が少ないのがちょっとさみしいですが、ナチュラルなシックな感じが気に入っています。
外から帰宅すると、木や緑の香りと共にハーブスパイスのいい香りが漂い、心身共にリラックスさせてくれます。

クリスマスリースの起源

リースの起源は、ギリシャ・ローマ時代にまでさかのぼります。
リースとは ” 輪 ” を意味していて、花や枝、葉などで作った丸い輪を酒宴の時に用いたり、表彰の時の賞として授けたりしたそうです。
” 輪 ” は、終わりがない永遠を意味し、リースは古くから魔除けや健康をのためのお守りとして活躍してきました。

リースは「クリスマスに飾るもの」というイメージが多いのですが、キリストの降誕を祝ってヒイラギやもみのリースが飾られるようになった事がクリスマスリースの始まりと言われています。

日本では、不浄なものを家に入れないように厄払いの意味を込めてしめ縄を玄関に飾るように、西洋ではクリスマスリースを魔除けとしてお家のドアに飾ります。邪気を払い幸せを呼び込むのです。

基本的なクリスマスリースは、使用した素材や色によってメッセージが込められているのをご存知でしょうか?

クリスマスで使われる赤・緑・ゴールドの基本の三色ですが、冬でも葉を落とさず実をつける常緑樹のヒイラギ、モミ、スギなど、緑は永遠の命。
実やリボンの赤は人間の罪を救うために流したキリストの血の色。
ゴールドは希望を、白は心の清純さをそれぞれ表してして使用します。

また木の実やオレンジ、リンゴ、ブドウ、ツルなどは豊作祈願をこめています。
さらに魔除けや病除けとして、シナモンやオレンジポマンダー、アップルポマンダーなどのハーブやスパイスを飾り付けます。

始まりと終わりがない輪が永遠に続く愛を意味し、新年も愛のある幸せな一年であるようにという思いが込められています。

日本では、クリスマスリースは魔除けというより装飾として広く楽しむようになり、一年中リースを吊るしているお家も見かけますが、私が住んでいたイギリスではクリスマスリースは毎年フレッシュで手作りし、12月にはいるとお家のドアーに吊るし、1月の半ば(15日)位にはずします。

今年は、サンキライで作ったクリスマスツリーを飾りました。
クリスマスリースには、日本のお正月の飾りとほぼ同じ意味合いが込められています。

華やかなクリスマスリースもいいですが、自然素材で作ったクリスマスリースも味わいがあります。
ぜひ、クリスマスリースにもチャレンジしてみてはいかがでしょう?

関連記事