安眠へ誘ってくれる手作りリネンウォーターがおすすめ

10月に入りさわやかな気候の中、我が家のベランダガーデンではハーブが元気に風になびいています。
朝晩は涼しくなり、やっとぐっすり眠れる日々がやってきましたね。

でも、実は平成28年の厚生労働省の報告によると、日本人の5人に1人が睡眠に悩みを抱えているそうです。
日本人は世界で最も睡眠時間が少ないと言われています。

世界の平均的な一日の睡眠時間を見ると、南アフリカや中国では9時間を越え、アメリカ、イギリス、スペイン、オーストラリア、ドイツ、イタリアなど主要な国でも睡眠時間は8時間を越えていますが、日本は7時間代と世界的に最も睡眠時間が低いのです。

また最近では睡眠負債という言葉も聞かれるようになりました。
睡眠負債とは、スタンフォード大学により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすことを言います。

6月にNHKの番組で『睡眠負債が危ない』という番組がありました。
その番組の中では、「最近の研究で、睡眠負債により仕事や日々の生活の質が大幅に低下する実態が見えてきた。ある研究では、毎日6時間の睡眠が2週間続くと、2晩徹夜したのと同じ脳の状態になることが判明!さらに、血糖を下げるホルモン・インスリンの働きの低下や、アルツハイマー病の原因とされる物質の蓄積を引き起こす危険も見えてきた。」という内容が紹介されていました。

私は普段の睡眠は6時間半位なので足りていると思っていましたが、この番組の中で、米ペンシルバニア大学などの研究チームが行った実験結果によると、6時間睡眠を2週間続けると脳は2晩徹夜したのと同じ状態になるということでした。

自分では睡眠が足りていると思っているのが知らず知らずのうちに睡眠不足がたまり、脳のパフォーマンスが低下するとともに、免疫の低下にもつながり結果認知症やガンなどにもつながるとのことでした。

私は若い頃に寝だめをしていましたが、残念ながら寝だめは生活・睡眠リズムを乱してしまうために、かえってよくないそうです。

専門家によると平均的に大人の睡眠時間は、7時間~8時間位がベスト。

脳と体を休ませて上げることで美容と健康に欠かすことのできない成長ホルモンや、寝ている間の細胞の修復、さらに幸せホルモンと呼ばれているメラトニンの分泌にもつながります。
睡眠は大切ですね。

よい睡眠をとるために

睡眠は寝付が大切と言われています。よい睡眠は布団に入りすぐにぐっすりと深い眠りに入れると、質のいい睡眠をとれるそうです。

そのためには、
*寝る直前のパソコンやスマホは控えること。
*また寝る1時間前までにぬるめのお風呂にゆっくり入りリラックスする。
体の芯まで温め深部体温が上がり、その後お風呂から上がり寝るまでの時間で深部体温が下がることでスムーズに睡眠に入れます。

*夜は灯りを暖かみのあるオレンジなどの間接照明にし、昼間よりは少し暗めにすることで自律神経が副交感神経と切り替わっていきます。私は蛍光灯の灯りが好きではないので、自宅はすべて間接照明です。

*そして私のおすすめは、アロマを取り入れてオンとオフを上手に使い分けることです。
お部屋でアロマを焚いたり、お風呂にアロマソルトを入れたりするのもいいのですが、一番のおすすめはリネンウォーターを寝具に使うことです。

リネンウォーターをシーツや枕カバー、ベッドサイドのカーテンなどにスプレーし、リラックスできる優しい香りに包まれることであっという間に安眠へと誘ってくれます。

安眠へ誘うリネンウォーターの作り方

【材料】100ml
・100ml用のスプレー容器(保存する場合はガラス瓶がおすすめ)
・計量カップ
・ガラス棒
・無水エタノール20ml
・精製水80ml
・精油20滴
リラックス作用のあるラベンダー、カモミール、ゼラニウムがおすすめ。

【作り方】100ml

① 計量カップに無水エタノールと精油を入れてよく混ぜ合わせます。
② 容器に①を入れ精製水を加えて、ボトルを良く振り混ぜ合わせます。
③スプレーするときには、ボトルを振ってから使います。

布団に入る前にシーツや枕だけでなくベッドサイドの壁や天井に向けてもスプレーすると、あたり一面が香りに包まれリラックスできます。ああ~いい香りと思っている間に眠りについているようです。

また、洗濯後のシーツ・枕カバーにリネンウォーターをスプレーして乾燥機にかけるか、アイロンをかける時にリネンウォーターをスプレーして使うこともできます。

その他お客様が来られる前に玄関にシュッとスプレーすることで、家特有の臭いを消し、優しいアロマの香りでお迎えすることもできます。

安眠へと誘ってくれる手作りリネンウォーター、睡眠に悩みを抱えている方はぜひお試しください。

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