テレビや雑誌でもよく目にしたり耳にしたりするようになったアロマテラピー。
言葉は知っていても、実際に何をするの?という言葉も聞かれますので、まずはアロマテラピーって何をするのかをご紹介します。

アロマテラピーって何?

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の不調を癒し、健康や美容の維持に役立てていく自然療法のことを言います。
最近では、産婦人科や心療内科、精神科、高齢者施設などお緩和ケアとしてアロマテラピーを取り入れる医療機関も増えてきています。

アロマテラピーで使用する精油とは?

精油とは何でしょう?
エッセンシャルオイルとも言われ、日本アロマ環境協会のサイトでは以下のように定義されています。

アロマテラピーに使用される精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花や葉、果皮、樹皮、根、幹などから抽出した天然精油で、有効成分を高濃度に含有する芳香物質です。各植物の香りはそれぞれ数十~数百の芳香成分で構成され、植物特有の香りと機能を持っています。
(公社)日本アロマ環境協会より

精油(エッセンシャルオイル)は、使用する際には必ず目的応じてキャリアオイルで希釈して使用しましょう。

精油(エッセンシャルオイル)を選ぶポイント

① 精油(エッセンシャルオイル)は、必ずアロマテラピーの専門店で購入しましょう。
雑貨店でアロマオイルとして販売されているものの中には、化学的に合成して香りをつけてあるものがあります。
これらは天然の素材100%の有効成分が含まれていないため、心身の不調への働きかけはありません。お肌に使用することも避けましょう。

② ボトルは遮光性のブルーやグリーン、ブラウンなどガラス瓶に入っている。

③ ボトルの側面には以下の精油情報が表記されている。
1. ブランド名  2. 品名  3. 学名  4. 抽出部位  5. 抽出方法   6. 原産地   7. 内容量   8 発売元ないし輸入元
これらの表記のあるものは、AEAJ(日本アロマ環境協会)が「表示基準適合認定精油」として認めているものです。

④香りを選ぶ際は直接ボトルには鼻を近づけないで、ボトルのフタを鼻のあたりに持ってきてまわすように香りをかいでください。
100%天然で濃縮されている精油は高濃度のため、実際の植物の香りの何十倍も香りが強いため刺激となることもあります。

精油を扱う際の注意点

① 精油は高濃度のため原液を直接お肌につけず、必ずキャリアオイルで希釈して使用する。
② 精油を引用しない
③ 精油が目に入らないよう気をつける。手についた精油が目に入ることもありえます。その際はすぐに大量の流水で洗い流すこと。
④ 精油は可燃性のため、火気を扱う場所では最新の注意をすること。
⑤ 子どもや高齢者がが間違って精油を口にしないよう気をつける。
⑥ 精油は揮発性のため、空気・紫外線・温度・湿度等で酸化の度合いが変わるので、保存場所に気をつける。
ボトルのフタをしっかり閉めて木製の保存箱等に立てて入れ、冷暗所で保存するのが望ましい。
また使用期限は開封後1年以内が目安です。はじめて精油を使用する方は分量の少ないボトルからの使用をおすすめします。

精油(エッセンシャルオイル)を選ぶ際の基準として、日本アロマ環境協会のサイトに「AEAJ表示基準適合認定精油」ブランドリストの一覧が乗っているので、購入の際は参考にしてください。

精油は、専門店のアドバイザーに相談しながら選ぶとよいでしょう。
楽しいアロマライフをスタートしましょう!

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