未病のセルフケアにアロマテラピーが有効

“未病の日”というのがあることをご存知でしょうか?

一般社団法人日本未病システム学会が、「自分の身体の未病ケアを心がけようという趣旨の元、83才で養生訓を著した貝原益軒の誕生日を記念して12月17日を「未病の日」と定めました。」(一般社団法人日本未病システム学会のサイトより)

未病とは病気と健康との間で、病気ではないけれども何らかの不調を抱えていて健康ではない状態をいいます。
病気になる前に自分で生活習慣に気をつけようという考え方です。

現在何らかの不調をかかえているが原因がわからず病院を訪れる人が大変多いそうです。
いわゆる心身の疲れです。

それらの多くが精神的な疲れ・心の疲れによるもの=ストレスだったり、身体的な疲れ=ちょっとした不調を見過ごし知らず知らずのうちに無理が重なることで体の正常な状態ではなくなる状態です。

私たち日本人は“ 少々のことは我慢する” という文化の中で育ってきているため、気が付いたときには大きな病気につながるということがあることを知っておかなければいけないですね。

心身という言葉どおり、体の疲れだけではなく精神的な疲れが体の不調に大きな影響をきたします。
心の疲れは脳の疲れとも言われています。

ちょっとした疲れや我慢できる程度の疲れが積み重なる前に、セルフケアをすることで大きな病気を防ぐ事ができるのです。

そんな心身のセルフケアに有効なのがアロマテラピーです。
アロマテラピーは、“ 植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の不調を癒し、健康や美容の維持に役立てていく自然療法 ” です。

実際に私はイギリスでこのアロマテラピーやメディカルハーブに出会ったことで、元気を取り戻し、現在は心身の不調回復やセルフケアを行なうライフスタイルを送っています。

世界のアロマテラピー事情

日本ではアロマテラピーはリラクゼーションであり、精油は雑貨という扱いです。しかし大学や研究室では「老化とアロマテラピー」、「認知症とアロマテラピー」など様々な研究が進められており、病院やクリニックでも取り扱うところが増えてきました。
大学病院では、アロマテラピー外来などを設けているところも出てきているようです。

イギリス
私が住んでいたイギリスでは、リラクゼーションを中心としたトリートメントからスタートしましたが、ハーブ医学大学で学び資格を持っているセラピストやハーバリストが活躍しており、メディカルハーブ・アロマテラピーは代替医療として受けることができます。セラピールームやクリニックで取り入れているところも増えてきています。

フランス・ベルギー・スイス
フランスやベルギー、スイスでは、アロマテラピーが医療として治療目的で行われています。
医師が処方箋を書き、専門の資格を持った薬剤師が精油を調合した精油や飲む精油もあり、医療の現場で使われています。

ドイツ
ドイツは伝統的に自然療法という考え方がとても進んでいる国で、アロマテラピーも医療として扱われています。
専門教育を受けた自然療法士の手によりアロマテラピーが行なわれていて、生活習慣病や慢性病、病気の予防として取り入れられています。

アメリカ
アメリカでは、ストレスなどに対応し、心身をいやす自然療法としてのアロマテラピーへの支持が高まっているようです。
病院でもアロマテラピーを取り扱うところが増えてきていて、病室での芳香浴や自宅でのケアなどのアロマ製品の開発もおこなわれています。メンタルヘルスが注目されています。

アロマテラピーは、薬用植物(メディカルハーブ)から抽出した天然の精油の香りやその植物の成分による効用を使い心身に働きかけていき、不調=未病を防ぐために利用します。そのため作用は穏やかですので、すぐに効果が現われたり不調が治るというものではありません。

ライフスタイルに合わせてとりいれてみませんか

ディフューザーなどで行う芳香浴
好みの精油を使って作るアロマスプレー
浴槽に精油を垂らしてはいるアロマバス
手軽に洗面器で行う手浴・足浴
ネットを入れた洗面器に精油を落とし、タオルをかぶって顔にスチームで吸入する蒸気吸入
精油と植物オイルをブレンドして行なうアロマトリートメント
ハーブティー

今何らかの不調=未病を抱えている方は、ぜひあなたのライフスタイルにあわせて取り入れてみてはいかがでしょう。

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