24 Oct 2021
食欲の秋、今回は世界4大スパイスのひとつでもあるナツメッグ(ナツメグ)をご紹介します。
ナッメッグ(ナツメグ)は名前は聞いたことはあっても使ったことがないという人が多いのですが、食欲の秋、お料理の香り付けにぜひ取り入れたいスパイスです。
世界4大スパイスとは
世界中で最も多く使われている世界4大スパイスというのがあります。
コショー、クローブ、シナモン、そして今回ご紹介するナツメッグ(ナツメグ)です。
ナツメッグ(ナツメグ)は古くから西欧で使われてきた非常に高価なスパイスで、13C末のイギリスではナツメッグ(ナツメグ)1ポンド(454g)を手に入れるには、羊3頭が必要だったと言われています。
ナツメッグとは
学 名:Myristica fragrans
科 名:シソ科
別名:にくずく
原産地:モルッカ諸島
利用部位:果実の種子核中の仁(ナツメッグ)、仮種皮(メース)
ナツメッグ(ナツメグ)とは10m~20mの巨木で熱帯性常緑樹、外見がアンズに似た硬い多肉質の果実を付けます。
ナツメッグ(ナツメグ)とメースは外観は異なりますが、同じ同じ植物の実から採取されるので、似た香味です。
ナツメッグ(ナツメグ)は種子核中の仁(乾燥させた種子の殻を取り除いた部分をさす)、メースは仮種皮の部分を乾燥させたものをいいます。
ナツメッグ(ナツメグ)の特徴
ナツメッグ(ナツメグ)は甘い刺激的な香りと、まろやかなほろ苦い香りがします。
ナツメッグ(ナツメグ)はお料理に、より優しいまろやかな香りがするメースは菓子などのデザートによく合います。
ナツメッグ(ナツメグ)の用途
ナツメッグ(ナツメグ)はどんなお料理に合うのでしょう?
温かいお料理が恋しくなる、これからの季節には欠かせないスパイスです。
ホールのナツメッグ(ナツメグ)はそのままでは使えないので、おろし金でおろして使います。
おろすのが難しいのであれば、ナツメッグパウダーを購入するといいでしょう。
1.ひき肉などの肉料理
寒くなる秋冬に食べたくなる、お肉を使って作るハンバーグやミートローフなどのお肉料理の香味付に。
2.煮込み料理に
シチューやロールキャベツ、ミートソースなどの煮込み料理に。
3.乳製品を使ったお料理
クリームシチュー、私は味噌と豆乳を使ったシチュー、チーズフォンデュー、グラタンなど。
4.お菓子作りに
ケーキ、パウンドケーキ、プリン、焼き菓子、果物のジャム作り、アイスクリームなどの風味付にもピッタリ。
5.コーヒ、紅茶、ミルク、豆乳などの飲み物に
私は寒くなってくるこれからの季節に欠かせないのが、シナモン、ナツメッグ(ナツメグ)です。
コーヒー、ココア、ホットチョコレート、紅茶、豆乳、甘酒、温かい赤ワインなどにもピッタリ。
朝コーヒをたてるときに、ナツメッグパウダーとシナモンパウダーを振りかけておくと香り豊かなコーヒーができあがります。
体を温めるとともに、ふんわりとした甘い優しい香りに気持ちも癒やされ、ほっこりとした時間を過ごすことができます。
体を温めてくれる香り豊かなお料理で、食欲の秋を楽しんでみてはいかがでしょう。
スパイスの摂りすぎにはご注意。
たくさん摂ればいいというものではありません。
偏りのないように、使用の際はスパイボトルの使用方法を確認してください。