~ラベンダー~

学    名:Lavandula angustifolia、Lavandula officinalis
科    名:シソ科
抽出部位:花部、葉部
抽出方法:水蒸気蒸留法
成  分:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール
作  用:鎮静、鎮痙、抗菌、抗ウイルス、抗真菌
適  応:興奮、不眠
主 産 地 : 地中海沿岸原産
フランス、イギリス、ユーゴスラビア、イタリア、ブルガリア、日本、オーストラリア
※ジメジメした日本の高温多湿に弱いため、日本では北海道や信州で主に栽培されている。

系統だけでも、スパイカ系(コモン、スパイカ、ラバンディン等)、フレンチ系(鑑賞用)、デンターター系(四季咲き)、プテロストエカス系(レースラベンダー等)など約50種あります。

ラベンダーは 「香りの女王」と言われ、ハーブティー、エッセンシャルオイルのほか、入浴剤、観賞用、切り花、ドライフラワーとしても利用されています。クラフトにはスパイカ系がおすすめ。

◇髪のリンスやハーブ・バスに 昔からラベンダーの香りは「神経を沈静化する」効力がある」といわれてきましたが、近年の科学技術の進歩で脳波の検査や香気成分の測定などができるようになり、まさしく、その効能があることが確認されています。

学名の語源は、ラワンドラの=”洗う”であるように、髪のリンスやハーブ・バスに用いるとよいとされている。ラベンダーの香りのする化粧品が、石鹸をはじめ多いのは、このあたりからきている。 成分が300種類以上含まれているので、「万能ハーブ」と言われ、ラベンダーのオイルは家庭に一本あると便利です。

◇美容、健康面でデオドラント効果が高い 美容、健康面でデオドラント効果が高く、消毒、抗炎、治癒作用、心身の鎮静作用、
緊張による不眠、神経性の偏頭痛、ストレス性の高血圧、皮膚の炎症を押さえるなどの効果があり、肌質を問わず、生き生きさせるローションとして用いることができ、にきび、やけど、脱毛症にもすぐれていると言われています。

◇ラベンダーの香りに虫除けの効能 普通の水を使ってできる、虫除けスプレーです。 無水アルコール5mlと水20mlに対し、ラベンダー8滴を入れてよく振ってからスプレーします。 蚊のほかに、蜂やブヨなど、林の中にいる虫を遠ざけます。市販されているものよりも安心して使えます。

<追記>ラベンダーと共に、レモンユーカリを入れると作用が強化されます。 レモンユーカリ5滴、ラベンダー4滴の、計9滴を入れます。 その他、クローゼットにサシェに入れて使うと防虫効果。車に置くと車酔い予防効果。

◇お茶としてのラベンダー 緊張や不安で眠れないときや、イライラした時に飲めば気分が落ち着き、リラックスできます。 神経からくる偏頭痛やストレスによる高血圧に役立ちます。 そのほか、消化不良、生理不順、おなかにガスがたまっている時にも役立ちます。

ラベンダーと紅茶を1対9のブレンド、ローズペダルとブレンド、 カモミールとブレンドがおすすめです。
花はグラニュー糖をまぶすと、香りのよい砂糖菓子になります。

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