美と優雅さと香りの象徴「羽衣ジャスミン」のご紹介

4月から5月は爽やかな気候のため、ガーデニングがとても楽しい季節ですね。
今回は、我が家に咲く優雅な香りの花「羽衣ジャスミン」をご紹介します。

「羽衣ジャスミン」の魅力

ジャスミンの種類はたくさんありますが、中でも羽衣ジャスミン(はごろもジャスミン)は、花の中でも特に美しさと香りで知られる品種です。

その優雅な姿と豊かな香りは、多くの人々を魅了し、詩人や芸術家にも多くのインスピレーションを与えてきたそうです。

1本の株本からピンクの可愛い蕾をたくさん付け、一斉に小さな白い星のような形の花を咲かせます。

花弁はとても繊細で、その存在感は誰もが目を奪われるほどです。

ジャスミンの中でも特に羽衣ジャスミンの香りは、甘く芳醇なフローラル香りで一度嗅ぐと忘れられない魅力があります。

ベランダで栽培しているのですが、窓から香りが入ってきて室内全体を満たし、心が癒されます。

「羽衣ジャスミン」の名前の由来

羽衣ジャスミンの英名は Pink Jasmine、学名はJasminum polyanthum。

モクセイ科ソケイ属の半常緑性つる植物で、原産地は中国南部とされています。

中国や朝鮮半島を経由して江戸時代には、日本に入ってきたと考えられています。

日本名の「羽衣ジャスミン」という名前は、日本の伝説や神話に登場する、天女が地上に降りてきたときに着る羽のついた衣服”羽衣”からきています。

天女の美しさや神秘性を連想させる「羽衣」と、ジャスミンの花の優美な香りから「羽衣ジャスミン」と名付けられ、神話的な美しさと香り高さを象徴する名前となりました。

「羽衣ジャスミン」の特徴

羽衣ジャスミンは暖かい気候、風通しのよい環境を好みます。

ツルを伸ばして大きく育ちますので、真夏や真冬の環境を考えると鉢植えで育てるのがおすすめです。

夏は朝夕の涼しい時間に、土が完全に乾燥しているのを確認したら、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりの水やりをします。
また反対に冬は、水やりを控えめにして室内で育てるのがいいでしょう。

海外では、フィリピンやインドネシア、マレーシア、オーストラリア、ハワイなど熱帯や亜熱帯地域でよく見られ、美しい花を咲かせます。

日本でも沖縄県や九州をはじめ、本州など温暖な地域で栽培され、東北や北海道など寒冷地以外では、美しい花を楽しむことができます。

「羽衣ジャスミン」の成分

羽衣ジャスミンの花の香りは、とても甘いフローラルな香りを持っています。

その香りの主な成分は、
ジャスモン: ジャスモンは、羽衣ジャスミンの花の主要な香り成分であり、その特有の芳香を形成しています。ジャスモンは、特にシス-ジャスモンとして知られています。

ベンジルアセテート: ベンジルアセテートは、羽衣ジャスミンの香りの中で重要な役割を果たしています。花の香りを繊細で豊かにし、甘く芳醇な香りを与えます。

リナロール: リナロールは、多くの花や植物に見られる香り成分であり、羽衣ジャスミンの香りの一部を形成しています。その芳香は、穏やかで柔らかいものです。

ジャスミンラクトン: ジャスミンラクトンは、ジャスミンの花の香りに特有の甘い香りを与える化合物です。その芳香は、羽衣ジャスミンの香りに深みを与えます。

羽衣ジャスミンの甘いフローラルな香りは好き嫌いの分かれるところですが、羽衣ジャスミンは虫媒花で、甘い香りを放ち虫を誘うことで受粉をし美しいたくさんの花を咲かせているのです。

夕方や湿度のある時は、特に強く香りを放ちます。

※注意点

ジャスミンの花粉や香りに対するアレルギーを持っている人もいます。
羽衣ジャスミンの香りが強い場合には、アレルギー症状が出る可能性がありますので、敏感な方は、花粉や香りに注意が必要です。

羽衣ジャスミンの花言葉

羽衣ジャスミンの代表的な花言葉は次の通りです。

純潔: 羽衣ジャスミンの花言葉の中で最もよく知られているのが「純潔」です。清らかで潔白な美しさを象徴し、清らかな心や精神を持つ人々への贈り物として使われます。

永遠の愛: 羽衣ジャスミンの花言葉には、「永遠の愛」や「永遠の絆」という意味も含まれます。
この花は愛情や情熱を象徴し、恋人やパートナーへの愛を表現するための素敵な贈り物とされています。

優雅さ: 羽衣ジャスミンの花は優雅で美しい姿を持ち、その花言葉には「優雅さ」や「気品」が含まれます。
優雅で品位のある人や状況を讃える際に使われます。

幸福: 羽衣ジャスミンの花には、「幸福」や「幸運」を願う意味もあります。
これは、その美しい花の存在が幸せや喜びをもたらすと信じられているためです。

これらの花言葉を持つ羽衣ジャスミンは、特別な場面での贈り物に使われてきました。

羽衣ジャスミンに似た香りを持つ花

羽衣ジャスミンの花の香りはとても甘く芳醇ですが、似たような香りを持つ花は他にもあります。

トゥベローズ(チュベローズ): トゥベローズは、南アメリカ原産の植物で、花の香りが甘く豊かです。羽衣ジャスミンに似た芳醇な香りを持ち、パフュームの香料としても人気があります。

ナイトジャスミン(クレペスキュラリス): ナイトジャスミンは、アジアやオーストラリアなどで見られる植物で、夜に強い芳香を放ちます。羽衣ジャスミンに似た香りを持ち、夜間に庭やバルコニーを彩ります。

ホワイトフローラル系の花: ガーデニアやチュベローズ、フリージアなど、白い花や白い花びらを持つ花は、羽衣ジャスミンの香りに近い香りを持つことがあります。これらの花は、甘く豊かな香りを楽しむためにも人気があります。

これらの花は、羽衣ジャスミンと同様に、豊かな芳香を楽しむことができます。
ただし、それぞれの花の香りや特性は異なるため、好みや環境に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ

4月~5月頃が最盛期の羽衣ジャスミンは、白い星形の花びらが優美に広がり、煌めく美しい花を咲かせるその姿は、とても優雅で魅力的です。

また甘く豊かで独特なフローラルな香りは心を癒し、リラックスさせる効果があります。

香水にも使われるこのジャスミンの香りが好きな方は、育ててみてはいかがでしょう。

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