26 Jul 2018
~ローズマリー~
学 名:Rosemarinus officinalis
科 名:シソ科
抽出部位:葉、花
種類:多年草
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な成分:1.8シネオール、カンファー、ボルネオール、酢酸ボルニル、β-カリオフィレン
作 用:神経強壮、頭脳明晰、鎮痛、筋肉弛緩、血液循環促進、血圧上昇、抗菌、抗ウイルス
適 応:記憶力低下、循環不良
主 産 地 : フランス
◇古代ラテン名に由来し、「海のしずく」と言う意味。野生のローズマリーが、海岸の崖下などで多く見られたところからに由来します。
英名もローズマリーで、「聖母マリアのバラ」と呼ばれています。
古代エジプト時代のお墓から枝が発見されていることから、古代ギリシャでは、神に捧げる植物として重んじられていたようです。
◇中世のハンガリーで、神経痛を患っていたイギリス女王がローズマリーを主成分とした薬を使用したところ病が治り、若さを取り戻し、隣国ポーランドの王子にプロポーズされたという逸話が残されているように、抗酸化力に富むため若返りのハーブとして有名な植物です。
ハンガリアンウォーター、スキンケア、ヘアケア、香水にも使用されています。
◇血液循環を促進、脳の血流量を増し記憶力を高める作用があります。
眠気を感じたり疲れがたまり集中力が切れた時に芳香浴で使用するとスッキリし、またやる気が出てきます。
◇ローズマリーは、シソ科の植物で、樟脳に似たすっきりとした香りがあります。
スパイスとして肉料理や魚料理に使ったり、赤ワインにローズマリーを付けて作るローズマリーワインは滋養強壮にもよくオススメです。
◇最近では、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病に対する予防や治療薬への活用も期待されており、世界中で研究が進められています。
【注意】
高血圧に注意して使用、てんかんには使用を控える。
濃い濃度で使用すると主成分のカンファーが持つ神経毒性が強く作用するため希釈濃度に十分気をつける。