29 Sep 2018
アロマテラピーの月に一度の講座では、季節に合わせて変わる手作りのクラフトをご紹介しています。
秋になると気温が下がりはじめ、お肌や唇の乾燥が気になります。
今回はこれからの季節にぴったり。ミツロウとアロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)を使い、リップとクリームとハンドクリームを作ります。香りに包まれた楽しいひと時をご一緒しましょう。
アロマテラピーで使用する自然の植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)は、植物から抽出した香り成分で、心身の不調を癒し、健康や美容の維持に役立てていく自然療法に使われます。
自然素材の材料を使ってお肌の繊細な方は、お子さん、高齢の方にも優しいクリームを作りましょう。
ミツロウクリームとは?
ミツロウはミツバチの巣から採る天然のろう成分で、肌を保護し皮膚を柔らかくします。
キャリアオイル(植物性オイル)の割合を多くすると、柔らかいクリームになります。
固さを調節することにより、リップクリーム、ハンドクリーム、目元のクリーム、練り香などさまざまな用途に使えます。
リップクリームの材料
・キャリアオイル……10ml
・ミツロウ(ミツバチの巣から採る天然のろう成分)………2g
・精油………………2滴以下
・クリーム容器……15ml
ハンドクリームの材料
・キャリアオイル……25ml
・フローラウルォーター……5ml
・ミツロウ……………4g
・精油………………3~4滴
・クリーム容器……30ml
*香りや保湿感を望む方は、好みにより芳香蒸留水、シアーバター、ハチミツなどを入れるとよいでしょう。
おすすめの精油と用途
*虫 除 け…ラベンダー、レモングラス、ゼラニウム、ティートリー
*ハンドクリーム…ラベンダー、サンダルウッド、ゼラニウムなど
*リップクリーム…ラベンダー、スイート・オレンジ、ペパーミントなど
*足の水虫に…ティートリー、ラベンダー、パイン、パチュリー
*煉 香 水…ジャスミン、ローズオットー、ネロリなど
ハンドクリーム&リップの作り方
ハンドクリームとリップクリームは、使用する分量により濃度が変わります。
分量を守って作ります。
①ミツロウとキャリアオイルをオイルウォーマーに入れ混ぜながら火にかけ、沸騰させないように気をつけながら溶かします。
②ミツロウが溶けてクリーム状になってきたら、ろうそくの火を消します。
③ミツロウが完全に溶けたら、容器に流しいれます。
④粗熱がとれたら精油を入れて手早くよく混ぜましょう。(表面にうっすら膜が張ってきた状態の時がベスト)
④冷えて固まればできあがりです。
⑤ラベルに品名、日付、材料名を記入して貼ります。
※保存期間は約2カ月位。使用する精油により用途も変わります。
アロマテラピーが初めての方は、以下のようなセットでお試しするのもいいですね。