森林の香りで疲れを癒やしリラックス!レシピをご紹介

今回は、森林の香りの芳香浴をご紹介します。

梅雨、新型コロナ感染症対策のマスク、熱中症対策とこれからの時期は、注意しなければいけないことがたくさんあります。
気温が上がり暑くても、湿度が高くジメジメしていても、今年はマスクが必須。

ストレスでイライラがたまり、いつもの夏以上に疲れが溜まっている人は私だけではないでしょう。
一体、何を優先させればいいのかと日々考えている方も多いのではないかと思います。

せめて、お休みの日くらいはマスクを外し大きく深呼吸、ゆっくりリラックスした時間を過ごしたいですね。

実は、自宅にいながら疲れを癒やしリラックス効果を上げる方法があります。
それが、森林の香りの芳香浴です。

森林の香りとは

森林の香りには、植物の花や葉、枝から発散される匂い物質の、「フィトンチッド」が含まれています。

例えばヒバに含まれるヒノキチオール、マツに含まれるピネン、モノテルペン、テルピネオールなどですが、これらの匂いを嗅いでいると心が落ち着き、とても気分がよくなります。

森林の香りに含まれる「フィトンチッド」は心身の疲労が緩和され、情緒が安定し、自律神経のバランスの改善に役立つと言われています。

また、樹木やハーブが持つ自然の消臭・抗菌作用により、空気を清浄化してくれます。
だから、森林浴をすると疲れが取れて癒やされ、気分爽快になると感じるのですね。

森林の香りのエアースプレーの作り方

外出がままならないこの時期、アロマテラピーで使われる精油(エッセンシャルオイル)を使って、自宅で森の香りの森林浴をしてみませんか?
ここでは森林の香りのエアースプレーの作り方をご紹介します。

〈材料〉
・スプレーボトル(50ml用)
・無水エタノール……5ml
・精製水……45ml
・精油(エッセンシャルオイル)合計で10滴
森林の香りの精油
クロモジ……奥行きのある深い森の香り。さわやかな香りから少しフローラルな香りが加わる。
ニオイコブシ……ふんわり花のような、さわやかな甘さの香りがある。
ヒノキ……さわやかな木の香り。檜風呂で感じられる香り。木部は落ち着いた香り、葉部は木部よりも強く香りが感じられる。
シダーウッド……ウッデイーなフローラルな香り。
サイプレス……マツに7似たクリアな香り。
モミ……スキッとした香りで強く森林浴を感じられる。ジントニックの香りに似ている。
ヒメコマツ……柔らかな包み込むような森林の香り。
パイン……少々スパイシーな森林の香り。
ローズウッド……ウッディーな香りの中に優しい甘いフローラルな香りが感じられる。
ジュニパー……ウッデイーな香りの中に温かい甘さがある。ジンのお酒の香り付けに使われる。

〈作り方〉
1.スプレーボトルに無水エタノール5mlを入れ、そこに精油10滴を加えボトルを振って混ぜ合わせる。
2.1のボトルに精製水45mlを静かに加え、更によく振って混ぜ合わせる。
3.使用する際は、ボトルを良く振ってからスプレーする。

森林浴の香りを楽しむ

エアースプレー
・朝起きて窓を開け空気を入れ替えたときに、お部屋にシュッとスプレーする。
・お出かけ前に一吹きし、香りを身にまとう。
・疲れて帰ってきた時に、お部屋にスプレー。
・お部屋のカーテンやソフアにシュッシュッとスプレーしておく。
・スプレーを持ち歩き、電車や外出先で気分が悪くなった時にハンカチなどに一吹きし、香りを吸入する。
・夜寝る前に枕元にスプレーしておくと、リラックス作用とともに安眠へといざなってくれる。

精油とアルコールを混ぜ合わせて作るスプレーは、よい香りと消臭効果があり、フィトンチッドの成分であるモノテルペンアルコールを含んでいるものは森林浴の機能と抗菌、抗ウイルスの機能が高いので、この時期からとてもおすすめのエアースプレーです。

芳香浴
アロマポットやアロマランプ、アロマディフューザなどがある方は、精油を揮発させて森林の香りをお部屋に拡散させることできます。

また、森林の香りの入浴剤をいれた浴槽に浸かることで、お風呂の湯気に成分がとどまりお風呂の中いっぱいに森林の香りが漂うので効果的に精油成分を取り入れることができます。

お肌の状態を整えたり血液循環を促進させてくれるので、安眠効果も期待できます。

イライラや疲れがたまり交感神経がONになっている状態のときに、森林浴をすると自律神経と免疫系のバランスをよい状態に保つことにつながり、健康の要因になると言われています。

疲れがなかなか取れない方、イライラが溜まっている方、寝付きが悪く熟睡できない方は、ぜひ自宅にいながら森林の香りの精油(エッセンシャルオイル)を使った森林浴で、疲れを癒やしリラックスされることをおすすめします。

関連記事