4 Jun 2019

梅雨から夏にかけて気になり始めるのが、においですね。
そこで今回は、植物の香り成分を抽出したエッセンス=精油(エッセンシャルオイル)で作る練り香水をご紹介します。
「練り香水」の必要性
木々や緑、さまざまなお花から発せられるにおいは、いい匂い(香り)ですが、においには様々なものがあります。
梅雨の時期に特に気になるのは体臭。
電車の中で湿気や汗が混ざり合ったにおいや、においをごまかすための強すぎる香水の匂いで、思わず息を止めてしまいそうになることもあります。
そんな時におすすめなのが練り香水です。
「練り香水」のいいところ
練り香水のいいところは、香りが強すぎないこと。
私は甘すぎる香りや強い香り、人と被る香りや決められた香りが好みではありません。
練り香水は香りが優しく、自分が動くたびにふんわりと自分の周りで香るので、満員電車などの周りの人達に不快な思いをさせません。
市販品の香水のようにアルコールを使用していないので、肌の弱い方も安心。
つける部位や、つける量、回数で香りの強さを調節できるところがいいところです。
練り香水は、合成の強い香りの香水が苦手な人におすすめです。
どんな「練り香水」がおすすめ?
そこで私はおすすめなのが、植物の香り成分を抽出したエッセンス=精油(エッセンシャルオイル)をブレンドして作る練り香水です。
精油は、いい香りがするだけではなく心身に様々な作用をもたらしてくれます。
精油の主な種類と作用
①神経系の働きを鎮め、心と身体の働きをリラックスさせる代表的な精油……ラベンダー、オレンジ、イランイラン、ネロリ、ベルガモット、サンダルウッドなど
②ホルモンの分泌を調節する代表的な精油……ローズオットー、ゼラニウム、クラリセージなど
③免疫の働きを強め、活性化する代表的な精油……ユーカリ、レモン、ティートリー、タイム、ローズマリーなど
④細菌の増殖を抑える代表的な精油……ペパーミント、ユーカリ、タイムなど
⑤抗ウイルス代表的な精油……ティートリー、ユーカリなど
⑥虫を寄せつけない代表的な精油……レモン、シトロネロール、レモングラス、ペパーミントなど
精油の種類は大変多く、300種類とも言われていますが、私がアロマテラピーで使用するのは約30種類位です。
たくさんの種類の中から、自分が心地いいと思われる香り、体調に合わせて効能や香りを選んで、自分だけの香りを作れるのが一番のおすすめです。
また、1本購入すると無くなまでずっと同じ香りを使い続けなければいけないということもなく、いつでも香りを作り変えることができるのもいいですね。
[材料]
・ホホバオイル…15ml
・ミツロウ…3g
・オイルウォーマー(なければ、湯煎で溶かす)
・精油(エッセンシャルオイル)…20滴
・容器
・マドラー
[作り方]
①オイルウォーマーにホホバオイルとミツロウをいれて溶かす。
②ミツロウがとけたら器に移す。
③粗熱がとれてから精油を加え、マドラーでよくかき混ぜる。
④容器をトントンし、空気を抜く。
練り香水は固形なので持ち歩くことができ、いつでも使用できます。
指先で撫でるようにとり、手首の内側や腕のうちがわ、首筋あたりにつけるとふんわりと香ります。
すれ違った時に、「あの人なんかいい香りがするね」と言われるのは最高のほめ言葉ですよね。
精油(エッセンシャルオイル)で作る練り香水は、梅雨から夏にかけておすすめの香水=かおりです。ぜひ、お試しください。