1 Jun 2019

梅雨を前に家のお掃除をしていて気になるのが、カビではないでしょうか?
今回は、お肌の弱い方、赤ちゃんや、高齢者にも優しい精油((エッセンシャルオイル)を使ったバスルームのカビ予防をご紹介します。
梅雨にカビがはえやすい理由
日本は四季があるため、梅雨の季節になると雨が降り続きジメジメとした日が続きます。
カビは、そんなジメジメが大好きなのです。
温度、湿度、栄養、空気4つの条件がそろうと、どんなところにもカビは発生します。
気温は20℃~30℃、湿度は60%以上になるとカビが発生しやすくなるため、こまめに空気を入れ替えたり、水分を残さないようにしてカビ対策やカビ予防をしないといけません。
バスルームのカビ対策
すぐにカビが生えてしまうバスルームは、どのような対策をとるのがいいのでしょう?
毎日できる対策としては、
*窓は常に開けっぱなしにする。(ただし、防犯には気をつけること!)
*カビが生えてしまったら、まずは除去する。
では、どのようにカビを除去すればいいのでしょう?
一般的には市販のカビ除去剤を使うと思いますが、実は発生してしまったカビはカビ取り剤では表面的に取れるだけで、根元から完全に死滅はしません。
NHKの「ためしてガッテン」でも紹介されていた方法ですが、カビ取り剤でいったんカビを除去したら、50℃以上のお湯を1カ所に2分位シャワーでかけることでカビは根元から死滅するそうです。
その後、フローリングワイパーにアルコールをスプレーしたウエットテイッシュをはさみ、カビを優しくふき取ります。
カビ対策よりカビ予防
「カビ対策よりカビ予防」と言われているように、一度完全に除去した後はカビが生えないようにカビ予防をすることが大切です。
でも、毎日の手入れが大変という方も多いでしょう。
そこで私が実践している、手間のかからないお手入れをご紹介します。
①バスルームから出る時には洗剤の代わりに、皮脂や油汚れに強い重曹+水垢や石けんなどアルカリ性の汚れを中和させるクエン酸で作った手作りカビ除去剤を汚れに吹き付けておきます。
②洋服に着替えた後10分後位に、50℃以上のお湯を2分位シャワーでかけます。
50℃のお湯をかけると壁や床は早く乾燥するので、湿度を抑えることができるのです。
アロマでバスルーム用カビ予防スプレー

さらに乾燥した浴室の床や壁、天井には、天然の植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使用したカビ予防スプレーを使用しましょう。
<材料>
・スプレー容器
・エタノール 100ml
サイプレス 14滴
ペパーミント 6滴
<作り方>
①スプレー容器にエタノールを入れ、サイプレスとペパーミントを加え、容器を良く振り混ぜ合わせます。
②使用するときには容器を良く振ってから、バスルームの乾燥した壁や床、天井にスプレーしておきます。
サイプレスは、お風呂に使用するとヒノキ風呂のような香りがさわやかで、殺菌・浄化作用が期待できます。
またペパーミントは、抗菌、抗ウイルス・抗菌殺菌作用があり、メントールのすっとした成分が冷却効果もあります。
カビが生えてしまってから大慌てで時間をかけてお掃除をするより、毎回お風呂から出る時にちょっとお手入れをしておくことで、カビが生えることもなくなります。
精油(エッセンシャルオイル)を使ったカビ予防スプレーは、抗菌・殺菌作用でカビが生えにくくなり、さわやかな香りにも癒されます。
また、赤ちゃんやお子さん、高齢の方、ペットにも優しいので安心して使えます。
梅雨を前にバスルームのカビが心配な方は、カビ対策にあわせて、精油で作るカビ予防剤をぜひ暮らしの中に取り入れてみませんか?