18 Aug 2024
今回は夏におすすめの「シトラス オー・デ・コロン」の作り方をご紹介します。
「香水」の種類と特徴
「香水」は配合する濃度によって4種類に分類されます。
1.パルファム(香水)
賦効率:15~30% 香りは一番強く持続時間は長い
2.オー・ド・パルファム
賦効率:10%~20% 香りと持続時間は中くらい
3.オー・ド・トワレ
賦効率:5~10% 香りと持続時間は中くらい
4.オー・デ・コロン
賦効率:3~5% 香りは弱く持続時間は短い
香料には、「天然香料」と「合成香料」があります。
一般的気に販売されている「香水」は、「合成香料」に「天然香料」を加えて作られているものが大半です。
今回は酷暑の今年、少しでも気持ちが爽やかになるために、「シトラスの香りのオーデコロン」を天然香料の精油で作りたいと思います。
「香水」の香りの作り方
今回は香りで気持ちや気分を切り替えるために使用したいので、すぐに香りが立ち長く持続しないオーデコロンを作ります。
①まずは、メインの香り(主役の香り)を決めます。
②それにブレンドする香りとして、フラワー系、ハーブ系、オリエンタル系などの香りを決めて加えると作りやすいです。
③トップノート、ミドルノート、ベースノートの香りを組み合わせることにより、時間の経過により変化していくよい香りを楽しむことができます。
香水を構成するノート
トップノートの精油 ……… 香水全体の20%~50%をしめる~最初に瞬間的に香りが漂う。
ミドルノートの精油 ……… 香水全体の50%~70%をしめる~香りに深みを持たせる。
ベースノートの精油 ……… 香水全体の50%~20%をしめる~香りを安定させバランスを保つ。
「シトラス オー・デ・コロン」の作り方
主役になるシトラス系の香りは、何種類かあります。
レモン、グレープフルーツ、レモングラス、ラベンダー、ローズマリーなどから選ぶといいでしょう。
【材料】100ml
・レモンユーカリの精油(トップノート)……30滴
・グレープフルーツの精油(トップノート)……30滴
・レモングラスの精油(ミドルノート)……20滴
・ラベンダーの精油(トップ~ミドル)……10滴
・ローズマリーの精油(ミドルノート)……10滴
・無水エタノール……5ml
・精製水……95ml
・保存容器 容量100ml
・ラベルシール
【道具】
・トレー
・耐熱ガラスビーカー
・ガラスかくはん棒
・軽量スプーン
・電子はかり
【作り方】
1.ガラスビーカーに精油をミドルノートのものから順にすべて入れる。
2.かくはん棒でよく混ぜ、試香する。
3.計量スプーンで無水エタノールを図って加えてよく混ぜる。
4.精製水95gを軽量してゆっくり注ぐ。
5.ガラスかくはん棒伝わせるように無水エタノールを混ぜた精油を精製水に加える。
6.ガラスかくはん棒でよく混ぜて、スプレー保存容器に移す。
7.日付とブレンド名を書いたラベルシールを貼ります。
※香水は分離しやすいので、使用するときは軽くボトルを振って使用しましょう。
まとめ
今回は暑い夏を乗り越える爽やかなシトラス オー・デ・コロンを作りました。
どんな目的でどんなときに使用したいかで「主役の香り」を決め、春、秋やハーブ系、フローラル系、森林系、集中したい時の香りなどテーマを考えて、目的に合わせて精油を選んでいくと、バランスのいい香りの香水を作ることができます。
世界でたった一つの、自分だけの「香水」を作ってみませんか。