30 Nov 2020
今回は、そんなアレルギー性鼻炎に効果的なアロマテラピーをご紹介します。
秋は春以上に、アレルギー性鼻炎の症状に悩まされている人が増えているそうです。
アロマテラピーを暮らしに上手に取り入れることで、アレルギー性鼻炎の症状が緩和すると言われています。
秋にアレルギー性鼻炎が増えている原因
アレルギー性鼻炎を引き起こす原因の大半は植物の花粉にあるようです。
私が住んでいたイギリスはガーデニング大国ということもあり、花、樹木、芝、雑草など一年を通して花粉症を抱えているという人たちにたくさん出会いました。
当時、スギ花粉症を持っていた私はイギリスに行くと花粉症の症状がピタッとなくなったため、イギリスはいいなあと思っていたのですが、実はイギリスにはイギリスの植物による花粉症があるんだということを初めて知ったのです。
日本というと代表的な花粉症は、春に飛散するスギ花粉やヒノキ花粉ですが、秋は、稲、ハルガヤ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなど多くの植物や雑草もあるため、実は秋のほうが花粉症の症状を引き起こす植物が多いそうです。
ほうっておくと、今までアレルギー反応を起こさなかったものにもアレルギーの症状が出るようになることもあるそうです。
植物以外にも、ダニ、ホコリ、動物、野菜、果物などに対するアレルギーも増加していると言われています。
いつになっても鼻のムズムズや鼻水、喉のイガイガなどが治らない場合は、自分が何に対してアレルギーを引き起こすのか一度検査をすることをおすすめします。
花粉症によるアレルギー性鼻炎は、今や季節性アレルギー鼻炎から通年性アレルギー鼻炎へと変わりつつあるようです。
アロマテラピーが通年性アレルギー性鼻炎に与える影響
(公社)日本アロマ環境協会のアロマサイエンス研究所のアロマ・研究調査によると、「アロマテラピーが通年性アレルギー性鼻炎に与える影響」という内容で実験結果を論文発表しています。
(公社)日本アロマ環境協会の実験結果によると、ブレンド精油を滴下したシートと、スイートアーモンド油のみを滴下したシートを鼻から吸入したところ、ブレンド精油の滴下シートを吸入したほうがアレルギー性鼻炎の症状が緩和したと言うものです。
実験に使用された精油(エッセンシャルオイル)は、サンダルウッド精油、フランキンセンス精油、ラヴィンサラ精油のブレンドと(スイートアーモンド油で0.2%に希釈)したものです。
詳しくは以下のサイトを御覧ください。
アロマテラピーが通年性アレルギー性鼻炎に与える影響 AEAJアロマの研究・調査「アロマサイエンス研究所」より
アレルギー性鼻炎を和らげるための精油の使用方法
コロナの感染症予防のため、お部屋を加湿するために加湿器を取り入れようと思っている方はぜひ、アロマ対応の加湿器をおすすめします。
加湿器にアレルギー性鼻炎の症状を緩和すると言われるサンダルウッド精油、フランキンセンス精油、ラヴィンサラ精油を使用し芳香療法をすることは、お部屋に精油成分と心地よい香りのミストを拡散させ鼻のムズムズやイガイガも和らぎリラックスできますし、お部屋の保湿もすることができるので一石二鳥。ぜひお試しください。
ただし、嗅覚は香りに慣れてしまうため、ずっと同じ香りを嗅いでいるとその香りを感じなくなってしまいます。
でも、そのたびに精油を加えるということはしないように気をつけましょう。
香りがしなくなっても、精油成分の粒子はとても細かいので、十分にいき届いています。
ムズムズ、イガイガ、イライラから解消され、少しでも楽に、快適にこの時期を乗り越えることができるでしょう。
もちろん、アレルギー症状の強い方や、なかなかよくならない方は医療機関での診察を受けることも大切です。
在宅でのお仕事や自宅で過ごすことが多くなっているこの時期、アレルギー性鼻炎の症状でお悩みの方は暮らしの中にアロマテラピー取り入れてみてはいかがでしょうか。