好きな香りで作る汗の臭いをおさえるアロマスプレー

朝の通勤タイム、電車の中や大勢の人が行きかう場所で人の汗の臭いが気になり嫌な気分になることはありませんか?
さわやかな朝の気分も台無し! 私は思わず息を止めてしまうことがあります。

冬の暖房が聞いている季節もそうですが、湿気の多い梅雨の時期や太陽がジリジリ照り付ける夏には要注意!
今回は、好きな香りで作る汗の臭いをおさえるアロマスプレーの作り方をご紹介します。

汗は何故臭うのでしょう?

汗を分泌する汗線には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。
エクリン腺は手のひらや足の裏など全身に分泌していて、全身に200~500万個あり、体温調節をしています。
アポクリン腺はわきの下や乳首の周り、外陰部などにあり体臭に関する汗腺です。
しかし体臭に関する汗とはいえ、汗が出たばかりの時は無色透明なのです。

では、なぜ臭うのでしょう?
汗の臭いは、私たちの皮膚に存在する常在菌が汗に含まれるタンパク質や皮脂、脂肪、尿素、皮膚成分のホコリや垢などの汚れを餌にして作り出した臭い物質なのです。
汗が臭わないようにするためには、こまめにシャワーをあびたり、汗をかいたときはすぐにふき取ることが対大切ですね。

また、最近では男女を問わずが制汗スプレーを使っているという人も多いと思いますが、私はあのむせそうになる強いニオイが苦手なため、精油を使って汗の臭いを抑えるアロマスプレーを作っています。

汗の臭いをおさえるアロマスプレーの作り方


【準備するもの】
・スプレーボトル(30ml)
・無水エタノール5ml(薬局で購入できます)
・精製水 25ml
・好みの精油

ラベンダー 4滴 (抗菌・殺菌作用がある)
レモングラス 2滴 (抗菌・防虫作用のあるレモンのようにさわやかな香り)
ティトリー 2滴 (殺菌作用があり、ニキビなどにもよい、切り傷にも効果あり)
ゼラニウム2滴 (香水にも使われるバラのような香り、抗菌作用や皮脂のバランスを整える)
スッキリ感のあるのがお好みの場合は、ゼラニウムのかわりにペパーミントを加えるといいでしょう。

※瓶にアロマオイルと書かれているものがありますが、アロマオイルは合成の香りづけをしたものなので、必ず瓶に精油あるいはエッセンシャルオイルと書かれているものを選んでください。
※精油は通常上の植物に存在するものの100倍以上の濃度の濃縮されたものなので、原液で使用しないこと。セルフケアで使用する場合は1%~2%に希釈して使用するよう気をつけてください。

【作り方】
①ボトルに無水エタノール5mlをいれます。
②精油を合計10滴いれ、混ぜ合わせます。
③精製水25mlを入れ、ボトルを振ってよく混ぜ合わせます。
④汗をかいたときは、汗をきれいにふき取ってから使用しましょう。
スプレーする前にボトルをよく振ってから使用してください。
大体1・2週間位で使い切るようにするといいでしょう。

お出かけ前にシュッとスプレーしたり、汗をかいた時は一度スプレーをしてからティッシュなどでふきとり、さらにもう一度スプレーするとより効果が高いでしょう。
ワキや足先、首回り、膝の後などにスプレーしたり、髪の毛にタバコの煙の臭いが移った時などにもスプレーすると、嫌な汗の臭いやタバコの臭いなどもおさえることができます。さらに、汗をかいた後のジャケットやスーツなどにスプレーするのもいいですね。
また、人込みの中でもふんわりさわやかな香りがするのでコロンや香水も必要ありません。

市販のむせるような強い香りではなく、自然な優しい素材と自分好みの香りで手軽に作れるアロマスプレーはおすすめです。
ぜひ、この夏にお試しください!



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