秋を元気に過ごすためにおすすめのハーブとアロマは?

朝晩は虫の音が聞こえ始めています。
毎日エアコン漬けだった日もいつの間にか過ぎ去り、時々肌寒さを感じるようになりました。

夏バテもなく元気に夏を乗り切れた人は、秋も食欲旺盛で元気に過ごせると言われています。
半面、何となく不調を抱えたまま秋を向かえているという方も多いようです。

初秋に不調をもたらす原因とは

本来日本の秋は、少しずつ暑さが収まり涼しい秋へと季節が映り変わっていくはずなのに、最近はいつまでも暑い日が続きまだまだ夏のような感覚でいると、急に気温が下がり朝晩は寒い!と感じることもしばしば。
そのため気候の変化に体がついていけず風邪をひく人が増えているようです。

夏バテ、食欲減退、胃腸の不具合、下痢症状、エアコンよる冷えの症状、鼻水や鼻づまりなどの症状を引きずったまま秋を迎えていて、せっかくの楽しい季節を楽しむことができないという方はいらっしゃいませんか?

さらに、暗くなる時間も早くなり何となく精神的にも気持ちも落ち込み、もの悲しさを感じるようになる人は季節性感情障害につながることもあります。

そんな方は、おすすめのメディカルハーブとアロマ(精油)を生活に取り入れてみてはいかがでしょう。

秋を元気に過ごすためにおすすめのアロマ

ベルガモットやネロリ精油の芳香浴&足浴
・ベルガモットは、オレンジのスパイシーな香りが特徴で気分を明るくし精神的な不安や落ち込みから気分転換をする時に最適です。血液循環を促してくれる作用もあります。
・ネロリは、ビターオレンジの花から抽出された精油で濃厚なフローラ受位の香りが特徴です。
香水にも使われ、精神的に落ち込んだ時やストレスによリ沈み込んだ感情を優しく包み込んでくれます。幸せを感じられる香りです。

この季節は、足浴がおすすめです。

夏の間のエアコンや冷たいものばかりの飲食により、手足や内臓が冷え切って疲れているので、緩和させてあげることが大切です。

器に少し熱いと感じる位の温度のお湯をはり精油を2・3滴入れて足首あたりまでお湯につけます。15分位すると足先から徐々に温まってきます。胃腸や手の先までじんわりと温まってくるのを感じます。
優しい香りに包まれて体全体が温まると、疲れと共に精神的な気分の落ち込みや不安、緊張も少しずつ緩和されてきてリラックスできます。

また、お部屋での芳香浴もおすすめです。
お部屋全体が明るい優しい空気に包まれて気持ちもほっとします。
それに伴い少しずつ食欲もわいてくるので、足浴の後に暖かいハーブティーを飲むのがおすすめです。

秋におすすめのメディカルハーブティー

セントジョンズワートとパッションフラワーのブレンドティー
・セントジョンズワートに含まれている成分の中のヒぺリシンとハイパーフォリンという成分が含まれていて、脳内に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを出しやすくする作用があり「サンシャイサプリメント」と呼ばれています。
・また、パッションフラワーには、アピゲニンやハルマンという成分が含まれていて、精神不安や不眠にも作用し「植物性の精神安定剤」と呼ばれています。
精神的な緊張やそれに伴う頭痛や不眠を改善し落ち着きを取り戻してくれる鎮静系のハーブです。

まずは夏の疲れを癒し、乱れた生活リズムを整え、ぐっすり眠りましょう。
そして、何と言っても食欲の秋ですから栄養のある美味しいものを食べて、元気に秋を楽しみましょう。

セントジョンズワートは近年になって科学的研究が進み、抑うつに対する効果が確認され、季節性感情障害や更年期の抑うつなどに活用されています。
厚生省は2000年5月10日に、セントジョンズワートは薬物代謝酵素を誘導するため、含有食品と次の医薬品との併用に関する注意を促す発表をしています。
インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(求心などの強心薬)、シクロスポリン(免役抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止薬)、経口避妊薬(ピル)

※要するには、セントジョンズワートは薬ではないけれど、含まれる成分の効果により薬と併用すると働きを高め過ぎてしまうために注意をしてくださいということです。薬を服用している人は医師にご相談することをおすすめします。

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