頭痛を緩和するハーブとアロマ

日本人は非常に頭痛持ちの人が多く、3人に一人は頭痛持ちと言われています。
事実私の知りあいの中でも頭痛持ちで、常に痛み止めを持っているという人が何人かいます。

頭痛には、肩こりや目の疲労に伴う緊張型頭痛、側頭部がズキンズキンと痛む片頭痛、眼の奥がえぐられるような激しい痛みに襲われる群発頭痛の3種類があると言われます。

緊張型頭痛

同じ姿勢を長時間撮り続けることで起きる筋肉の緊張が原因。首から肩、肩甲骨にかけての僧帽筋の緊張が続くと血行が悪くなり、頭の回りの筋肉も緊張し、頭が締め付けられて痛みがおきます。

デスクワークで、一日前かがみになってパソコンで作業をしている人の大半が抱えている頭痛とも言えます。
スポーツで常に体を動かしている人に緊張型頭痛持ちの人は少ないようです。

緊張型頭痛の対処法

痛くなる前にストレッチをします。1時間に一度くらいの割合で腕や首、肩甲骨を動かし、肩こりを起こさないようにすること。
ハーブティー
休憩時間には筋肉の緊張を鎮める鎮痙作用、血管拡張作用、リラックス効果のあるジャーマン・カモミールやレモンバームなどのハーブティーでリラックスする時間をとりましょう。
アロマテラピー
心身の緊張をほぐし血行を良くするラベンダー、クラリセージの精油をいれたアロマバスタイムで疲れた体をゆっくりほぐし、血行が良くなったところで首から肩、腕にかけてトリートメントを行ないましょう。

片頭痛

女性に多く、特に体を動かすと側頭部がズキンズキンと脈うつように痛みが起きるのが特徴です。
片頭痛は、脳の血管の収縮と拡張、三叉神経の興奮が原因と言われています。
片頭痛のある時は、お風呂に入るのは避けましょう。血流がよくなることで更に痛みを増発します。

片頭痛の対処法

チョコレートやカフェイン、アルコールは痛みを誘発させる原因になるので控えましょう。
ハーブティー

片頭痛を予防すると言われるハーブ、バーヒューのハーブティーがおすすめです。
有効成分のパルティノライドが、片頭痛を引き起こす要因となるセロトニンの放出を押さえ痛みを抑制します。苦みがあるのでサプリもおすすめ。

鎮静作用のあるのカモミール・ジャーマンのハーブティーやストレス性の頭痛の時にはパッションフラワーもおすすめです。
また、寝不足は頭痛を偶発させるので、安眠効果の高いバレリアンのハーブティーかサプリがおすすめです。

頭痛が起きるたびに鎮痛剤を飲んでいる人がいますが、乱用することで薬物依存や胃腸などに副作用がおきることもあるので、専門医のアドバイスを受けましょう。

群発頭痛

1~2か月に渡り毎日のようにほぼ決まった同じ時間に片側の目の奥が激しくえぐられるような痛みがおこります。
夜中や明け方におこることが多いとされ、激しい痛みの発作が長い時間続くために吐き気を催すこともあります。
また何年も長期に渡り群発期をくり返す人もいるので要注意です。

群発頭痛は、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、周囲に炎症が生じ神経を刺激するためにおこると言われていて、痛みのある側の目が真っ赤に充血したり涙がポロポロ出たり、鼻水が出たりすることもあります。

群発頭痛の対処法

痛みがあった時は、お風呂に入るのは避けましょう。血管が拡張することで更に痛みを増発します。
チョコレートやアルコールは控えましょう。
痛みの発作がおきたら、くも膜下出血やの腫瘍などの疑いもあるので、すぐに専門医を受診しましょう。

頭痛がおきるたびに鎮痛剤を服用している人は、薬への依存が高くなり薬物乱用頭痛へとつながらないために、頭痛を予防・緩和するために、日常生活にハーブとアロマテラピーを上手に取り入れてセルフケアをしましょう。

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