22 May 2023

2023年5月22日は「抹茶新茶の日」と呼ばれています。
今回は、抹茶新茶の日についてご紹介しましょう。
「抹茶新茶の日」とは
何故5月22日が抹茶新茶の日と言われているのでしょうか?
その理由は、「茶」という漢字を分解するとわかります。
「茶」という漢字は、冠に十が2つ、その下に八十八、これを足すと百八になります。
そこで、立春から数えて百八日目の5月22日を「抹茶新茶の日」と制定されたのです。
若葉の美しいこの時期に収穫した一番摘みの茶葉から作られた抹茶を、ぜひ味わいたいですね。
抹茶とは
抹茶は緑茶の一種ですが、原料の葉は直射日光を遮って育てた茶葉の新芽を摘心し、蒸して乾燥させたものを碾茶と呼び、それを茶臼で引いて粉末にしたものが抹茶となります。
普段はなかなかお抹茶を飲む機会がないという方は、お寺や日本庭園などに出かけるとお茶席が用意されているところがあるので、ぜひお出かけください。
京都では、ほとんどのお寺や日本庭園にお茶席があり、お抹茶をいただくことができます。
美しいお庭を眺めながらお抹茶をいただいていると、心穏やかな気持ちになるのでおすすめです。
最近は抹茶もメジャーになり、手軽に購入できるようになりました。
またカフェやレストランでも、抹茶の粉を使った抹茶オーレなどの飲み物やチョコレート、アイスクリームを使った抹茶パフェなどのスイーツが人気ですし、和菓子や洋菓子なども多くあります。
美味しい抹茶とは
美味しい抹茶とはどんなものでしょう?
美味しい抹茶は苦味が少なく旨味(甘味)が感じられ、まろやかなお味がすると言われます。
市販されている抹茶は一缶(30g)1,000円位の手軽なお値段のものから、2,000円、5,000円、7,000円、1万円を超えるものなど高級なものまでピンキリです。
高級なものが美味しいと美味しいと思われますが、色々なお茶屋さんから抹茶が販売されているので、自分好みの抹茶を見つけるのも楽しみです。
これから暑くなる季節ですので、抹茶とミルクや豆乳を使った冷たい抹茶ドリンクもスッキリしておすすめですね。
抹茶の水出し茶は、カフェインの抽出を抑えるので、高齢の方や妊婦さんでも安心して飲むことができます。
私は自宅の普段用として、京都の宇治で作られている小さな缶に入っている1,000円位のものを購入しています。
パスタやドレッシング、パンやケーキなどのお料理にも使えるので、常備していると便利です。
抹茶は体にいい健康成分がたっぷり
最近は日本茶を飲む人が少なくなっていると言われていますが、「毎日1杯のお茶は健康に良い」と言われているように健康によい成分がたくさん含まれています。
健康や病気の予防に役立つポリフェノール、テアニン(旨味成分)、ビタミンC、GABAなどがたくさん含まれています。
特に抹茶に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用があります。
カテキンの中でも、時に「エピロガテキン」は緑茶のみに含まれており、抗酸化作用をアップさせて、特に消化・呼吸器の粘膜系統の予防によいといわれています。
最後に
5月22日は「抹茶新茶の日」。
改めて、抹茶(緑茶)の良さと美味しさを見直す日となりました。
消化器・粘膜系の弱い私としては、抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用など体にいい健康成分たっぷりの抹茶(緑茶)を毎日飲んで、自己免疫を高めたいと思います。
体力が消耗しやすい梅雨から夏へかけて、ぜひ抹茶(緑茶)を毎日の生活に取り入れてみませんか。