5月2日は八十八夜、美味しい新茶の日

2023年5月2日は八十八夜、新茶の日。
美容・健康のために、今日は美味しい新茶(一番茶)をいただきませんか。

八十八夜とは

八十八夜は立春から数えて八十八日目、この頃になると霜が降りなくなり気候も温暖になり、暦の上では初夏になります。

♪夏も近づく八十八夜~♪という歌がありますが、この頃を歌ったものですね。

八十八夜は稲の種巻きなどの農作業や茶摘みの目安となり、八十八夜に収穫された美味しい新茶(一番茶)を飲むと無病息災、健康で長生きすると言われてきました。

京都の宇治では、例年八十八夜の茶摘みのイベントがあり、茶摘み体験をすることができます。
お近くの方は、ぜひ体験していただきたいですね。

新茶(一番茶)の効能

寒い冬を超えて栄養をたっぷり蓄え春に芽吹いた新茶は、お茶の旨味成分のテアニンがたっぷりで、甘味のある美味しいお茶です。

新茶は色もきれいで、さわやかな中にも旨味があり、香りもよく、脳の集中力を高めたりリラックス効果もあります。

お茶独特の渋みや苦味をしっかり味わいたいときは熱いお茶、お茶の旨味や甘味を味わいたいときは水だし茶と、どちらもおすすめです。

熱い美味しいお茶を入れるには

1.1人分は、ティースプーンに約1杯の茶葉を急須に入れます。2人以上では、茶葉は1.5倍が目安です。
2.お茶を入れる前に熱湯を湯呑に注ぎ70度~80度位まで冷まします。
美味しいお茶を入れるコツは温度です。沸騰したてのお湯で入れるとタンニンが出てしまい、渋いお茶になります。
3.冷ましたお湯を急須に入れ蓋をして、50秒位(通常は1分位)蒸らします。
4.いくつかの湯呑に注ぐときは、濃さが均一になるように少しずつを湯呑に回し注ぎます。
旨味成分は最後の一滴まで含まれているので、最後の一滴(ラストドリップ)まで急須を振るようにして絞り切って注ぎます。
5.  2煎目(2回目)、3煎目(3回目)も少しずつ味が変わっていくのを楽しめますが、茶葉が開いているので、すぐに湯呑に注ぎましょう。

美味しい水出し茶を入れるには


これから気温がぐんぐん上がり熱くなってくるので、新茶の水出し茶がおすすめです。

水出し茶は、時間をかけてゆっくり抽出するとカフェインの抽出も半分くらいに抑えられ、テアニンの成分の抽出により甘味のある美味しいお茶を楽しむことができます。

私は水と茶葉を1L用のボトルに入れ冷蔵庫で一晩置いて作りますが、氷を入れて抽出するとさらにカフェインは半分位に抑えられます。
これからの季節に麦茶もいいですが、冷たい新茶もおすすめです。

八十八夜、新茶の日。
この時期だからこそ味わえる新茶をぜひ、ご堪能ください。

★緑茶の種類は、農林水産省ホームページaff(あふ)2017年5月号「特集:緑茶」で紹介されています。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1704/spe1_01.html

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