マスト精油5本があれば風邪・インフルエンザ・ノロウイルス・マイコプラズマ肺炎・ウイルス性胃腸炎も怖くない!

アロマテラピーを取り入れたいけれど、たくさんあり過ぎて何がいいのかわからないという方に、これから秋冬にそろえておくと便利なマスト精油5本をご紹介します。

 No1. 真正ラベンダー


セラピスト誰もがおすすめする1本目はラベンダーの精油。
甘くさわやかな香りが特徴のラベンダーは、誰もが好きな香りではないでしょうか。

殺菌・抗菌・抗ウイルス作用があり薬理効果が大変高く、火傷や傷、虫刺され、ニキビなどの肌トラブルや肌を再生する力を備えています。
またラベンダーの酢酸リナリルという成分が交感神経の興奮を鎮め、ストレスを和らげてリラックス効果を高めてくれる働きがあります。

ラベンダーは直接肌につけることができると言われている精油の1本で、火傷をした時の応急手当に役立ちます。
私はヘアーアイロンやステンレスのソースパンなどで時々火傷をすることがあるのですが、すぐにラベンダーの精油を患部に塗るとヒリヒリした痛みも治まり、水膨れになることも跡が残ることもありません。

また私は皮膚がとても弱く、虫に刺されるとすぐに腫れ上がってパンパンになってしまうのですが、ラベンダーの精油を塗るとすぐに痒みもおさまります。

私は寝室でもアロマランプにラベンダーの精油を使用しています。
柔らかい灯りと優しい香りに包まれて、あっという間に眠りに落ちてしまいます。

癒しの香りとして、化粧水やハンドクリームを作ったり、お掃除に使用したり、香水を作ったりと、ラベンダーの精油は私にとってもNo1の暮らしになくてはならない1本です。

 No2. ティートリー


ユーカリのようなスパイシーな香りを持つティートリー。
ティートリーはオーストラリアに自生する樹木で、オーストラリアの原住民アポリジニたちは抗生物質の代りとしてとして使ってきました。免疫活性力・抗感染力に非常に優れ、南半球のラベンダーと言われる万能選手です。

テルピネン-4-オールという主成分は森林の香りでもあり、抗炎症・抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用があり、ニキビのお手入れや水虫などの皮膚の感染症予防によく用いられます。

まもなくインフルエンザが流行する季節。11月末からインフルエンザワクチンが出回り始めますが、今年はワクチンの量が少ないと言われているので予防が大切になってきます。

そこで注目されているのがアロマテラピーで使われるティートリーの精油です。

ティートリーも直接肌につけることができると言われている1本です。
傷口や赤ニキビのケアに綿棒につけたティートリーで消毒・殺菌をしたりしますが、染みることもなく悪化を防いでくれます。

また私はティートリーとペパーミントやラベンダーの精油をブレンドして、アロマデフューザーで香らせ室内の空気も浄化させます。乾燥した空気は菌が繁殖しやすいので、殺菌・抗菌作用のあるティートリーを使うと、自宅に居ながら森林浴をしているかのごとく心がが落ち着いて気分がよくなります。

また、ティートリーはお掃除にも大活躍。
できるだけ漂白剤は使いたくない私は、抗菌・抗ウイルス作用のあるティートリーの精油をバケツに2滴位落とした中で雑巾をしぼり、床の拭き掃除をしたりドラム式の洗濯機の中や扉周り拭くことでウイルスやカビの発生を防いでいます。

さらに、誰もが触れるドアの取っ手やトイレの便器のふき掃除に使っていますが、おすすめです。
自然の抗生物質とも呼べるティートリーは、冬に感染しやすい細菌の予防や免疫力を高めるためにぜひ持っていたい精油です。

 No3. ペパーミント


1年を通して使用頻度の高いペパーミント。
清涼感のあるさわやかなスパイシーなメントールの香りは脳の働きを活性化し、やる気を起こさせてくれます。

仕事に疲れた時や眠気に襲われた時などには、ペパーミントの精油の香りを嗅ぐことでスッキリした気分になり集中力が増すので、オフィスではマストな1本ですね。

主成分のl-メントールは、筋肉を緩める作用や鎮痛作用があり、疲れやストレスからくる頭痛や肩こりの緩和や筋肉痛などにも効果的です。
私は、疲れがたまって、むくんだふくらはぎをお風呂上りにマッサージするのですが、冷却作用と血流を促してくれる働きから足がスッキリ軽くなります。この気持ちよさはかかせません。

またこれからの季節は、風邪やホコリ、花粉などで鼻水鼻づまりやくしゃみなどが止まらなくて困ることもありますが、ペパーミントの精油の香りを嗅ぐことでアレルギー反応がおさまり症状が軽くなります。

抗菌効果が高く、下痢や嘔吐などの症状を改善し、消化器の働きも高めてくれます。
食べすぎ、飲みすぎ、食欲不振の時に優しく胃腸のあたりをトリートメントすると気分がスッキリします。

二日酔いや乗り物酔いにも効果を発揮するので、年末年始の忘年会など飲む機会が多い時期にはペパーミントの精油をカバンの中に持っていると便利です。

 No4. ユーカリラジアータ


オーストラリアに自生する樹木で、コアラの住み家として同じみのユーカリの葉から抽出した精油。
鼻にツンとくるようなシャープな香りが特徴で、葉には多くの薬効成分が含まれ、先住民が傷や感染症、リュウマチや鼻づまりなど様々な不調に使用してきました。

1.8シネオールが主成分で、免疫の活性化、強力な殺菌力と抗菌作用、気管支粘膜の抗炎症作用など、これから流行する風邪やインフルエンザの予防に最適です。

ユーカリの精油もティートリー、レモングラス、ペパーミントなどとブレンドしてアロマディフューザーで香らせています。
お部屋のウイルスや菌、カビなどの働きを抑え、免疫機能を高めるのにおすすめの精油です。
鼻のムズムズや喉の不快な症状、秋に増えてきている花粉症の症状もスッキリ! 冬の室内の芳香浴には欠かせません。

 No5. ローズマリー


ローズマリーは、シソ科の植物で、樟脳に似た刺激的な香りが特徴。
1.8シネオール、カンファーが主成分で、血液循環を促進、脳の血流量を増し記憶力を高める作用があります。
筋肉痛やむくみの解消にも役立ちます。

仕事や勉強などでガンバリたい時、眠気を感じたり疲れがたまり集中力が切れた時に、アロマディフューザーでローズマリーとレモンの精油をブレンドし香らせると頭がスッキリし、またやる気が出てきます。

またローズマリーの香りは最近の研究で、記憶力と集中力を高める作用があるという研究成果も発表されていますが、実はかの有名なシェィクスピアの『ハムレット』の一説に、“ものを忘れづらくさせる花と”して書かれています。

寒い冬は外に出かけることが減り室内にいることが増えてきます。歩く機会も減り、加齢とともに脳の機能も衰えてくるそうです。

鳥取大学医学部の浦上先生の研究室では「ローズマリーと認知症」の研究が行われていて、ローズマリーカンファーの精油の香りとレモンの精油の香りのブレンドが、最も嗅神経を刺激し海馬が刺激され、脳が活性化する作用があると報告されています。
室内で過ごすことが増えてくるこれからの季節に、常備しておきたい1本です。

これからの時期は気温が下がり空気が乾燥するこれからの季節、風邪や鼻炎、インフルエンザ、ノロウイルス、マイコプラズマ肺炎、ウイルス性胃腸炎などさまざまな病気が流行します。

抗菌・抗ウイルス・殺菌作用・鎮静作用・血液循環の促進などの働きがある5本のマスト精油を暮らしの中に取り入れ免疫機能を高めることで、元気に秋冬を乗り切りましょう。

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