感染症に役立つハーブを暮らしに取り入れよう

猛暑も徐々に和らぎ虫の音とともに、朝晩は秋の気配を感じるようになりました。
春から始まった新型コロナ感染症はなかなか収束のめどがたたず、この秋冬も新しい生活様式が求められ続けていくようです。

人類の歴史を遡ると、ペスト、コレラ、スペイン風邪など世界中で様々な感染症が流行し、その都度人々は感染症と戦ってきました。
中世ヨーロッパで流行したペストでは、人口の3分の1が命を落としたと言われています。

実はその時代から現代とデザインや形は違いますが、感染を防護するマントやマスクが使われていたようです。また、疫病から身を守るため抗菌作用・殺菌作用のあるハーブやスパイスを使った魔除けや病気予防、悪臭予防、空気の洗浄などに、ポマンダーやタッジーマッジー、スワッグがなどが作られ飾られていました。

それらはヨーロッパから日本にも伝わってきており、新型コロナ感染症が流行している今、抗菌・殺菌作用のあるハーブやスパイスが注目されています。

また欧米のカトリック教会では、ミサの前にフランキンセンスなどをいれた薫香を部屋中に持って回り、教会内の空気を洗浄しています。日本で言うお香のようなものですね。

感染症予防におすすめのハーブ

ティートリー
ラベンダー
ユーカリ
ミントクローブ
タイム
レモンバーム
セージ
ローズマリー
エキナセア

ハーブを使ってみましょう

1.ウォッカとハーブでチンキを作っておくと、お部屋の除菌スプレーやマスクの除菌スプレー、マウスウォッシュなどに使用できるので便利です。
作り方は、以下の「エキナセアのチンキで作る口臭予防に役立つマウススプレー」の記事を参照。

2.石けん素地とチンキで手軽に除菌石けんを作ることができるので、好みの香りで家族で使用する石鹸が作れます。作り方は以下の「アロマを取り入れた優しい香りの手作り石けん」の記事を参照。

3.我が家ではたくさんの種類のハーブを育てているので、魔除けになるハーブを収穫してタッジーマッジー(香りの花束)を作って飾ります。詳しくは、「小さな香りの花束Tussie~Mussies(タッジーマッジー)を作りませんか」の記事を参照。

また、好みのハーブをブレンドしたハーブティーもおすすめです。
ハーブには抗酸化作用があり、温かいハーブティーは体全体を温め免疫機能を高めてくれます。

気温が下がり空気が乾燥してくるこれからの季節、新型コロナ感染症だけでなく、風邪、インフルエンザ、ノロウイルスなどの様々な感染症の予防対策として役立つハーブが、今注目されています。

この機会に、ぜひ暮らしの中にメディカルハーブを取り入れてみませんか。



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