センテッドゼラニウムの香りに心癒やされます

お家時間が増えている昨今、室内で植物を育てたり、ベランダでお花やお野菜を育てる人が増えているようです。

我が家のイングリッシュベランダガーデンには何種類ものセンテッドゼラニウムがありますが、とてもいい香りがするゼラニウムばかりで、日々香りに癒されています。ぜひ、育ててみませんか。

世界で愛されるゼラニウム

ゼラニウムには大きく分けると、春から夏にかけて咲く1年草のペラゴニウム、とてもいい香りを持つセンテッドゼラニラウム、アイビーのようにツルが伸びるアイビーゼラニウムに分けられます。

世界中にゼラニウムの種類は300種類とも400種類とも言われています。ゼラニウムはヨーロッパではとてもポピュラーな花で、街角に赤いゼラニウムの花が飾られているのをよく見かけます。

私が住んでいたイギリスはもちろんドイツやスイス、フランス、スペイン、ベルギー、オランダなどの国でも赤いゼラニウムが窓辺に飾られた景色は、とても美しく印象的でした。

特にイギリスのコッツウォルズ地方やストラトフォード・アポン・エイヴォンの街並みは美しく、その景色に心奪われ、いつか我が家の窓辺に赤いゼラニウムをいっぱい飾りたいと思ったものです。

また、イギリスではビクトリア町時代から香りのあるセンテッドゼラニウムが人々に愛されており、婦人のドレスの裾が触れるとお部屋いっぱいにゼラニウムの香りが漂うのを楽しむために、室内にゼラニウムが置かれていたそうです。

センテッドゼラニウム

センテッドゼラニウムは、香りを楽しむゼラニウムです。

最近ではハーブゼラニウムとも呼ばれ、代表的なものにはローズゼラニウム、レモンゼラニウム、アップルゼラニウム、ペパーミントゼラニウム、ココナッツゼラニウムなどがあり名前そのものの、とてもいい香りがします。

またローズゼラニウムと葉、花、香りがよく似ている蚊連草(蚊酔草)というのもあります。

葉っぱも花もローズゼラニウムとよく似ているため、たまに店頭でローズゼラニウムとして売られていることがあります。

蚊連草(蚊酔草)は、ローズゼラニウムとシトロネラをかけ合わせ作られたもので、ローズゼラニウムよりか微かにオレンジっぽい香りがあります。

シトロネロールという虫が好まない成分が多く含まれているため、「天然の虫除け」とも言われ、窓辺に置くと蚊を寄せ付けにくいと言われています。

朝一番に窓を開けたときや、ゼラニウムに手を触れたとき、水やりをした時、風が吹いた時には、いい香りに癒やされ幸せな気持ちになります。

ローズゼラニウム

ローズゼラニウムは名前のごとく、葉に触れるとローズに似たとてもロマンチックな香りがあたり一面に拡がります。

私は疲れたときには、よくローズゼラニウムの葉に触れたり、お風呂に入れたり、ゼラニウムの精油をお部屋で炊いたりします。

ダマスクロースはとても高級なので、代わりにローズゼラニウムから抽出した精油が香水や化粧品、バスソルトなどに使用されています。

ローズゼラニウムの葉はギザギザしていてきれいなので、ホットケーキを焼く時に葉をフライパンに敷いて焼くと見た目も可愛く、ローズの香りもするのでおすすめです。

シトロネロール、ゲラニオール、リナロールには薔薇のようなとてもいい香りがします。これらには、鎮静作用もあるのでリラックスしたいときにおすすめです。

また、紅茶と合わせてお茶にしたりドレッシングの香り付けにもおすすめです。

アップルゼラニウム


アップルゼラニウムは、白い小さな可愛い花が一斉に咲きます。
葉は逆ハート型のようなとても可愛い形をしおり、葉に触れるとリンゴと柑橘系をあわせたような、青リンゴのような甘い香りが特徴。

水やりをすると、とってもいい香りがベランダに拡がり、香りが手に触れると、いつまでも香りが手に残ります。

ハーブティーの香り付けにしたり、他のハーブと一緒にお風呂に入れると浴槽内がとてもいい香りに包まれリラックスできます。


お家時間で外出が減り心身ともに疲れているあなた、お野菜や観葉植物もいいですが、ぜひこの機会にいい香りのセンテッドゼラニウムを育ててみませんか。

ゼラニウムに触れるだけであたり一面にいい香りが漂い、癒やされ、疲れが吹き飛びます。

お茶としても、スイートにも、お風呂にも、色々な使い道があるハーブ、おすすめです。

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