風邪予防に紅茶で手軽に作れる葛根茶(カッコンチャ)をご紹介

一日の温度差が大きくなると、体調を崩しがちになります。
今年は風邪にインフルエンザ、新型コロナと気をつけないといけないことがいっぱい。

マスクと手洗いをしっかりしていれば大丈夫と思ってはいても不安になりませんか?

そこで今回は風邪予防と風邪のひき始めに役立つ、お家で手軽に作れる美味しい葛根茶(カッコンチャ)をご紹介します。

ここ最近、朝晩は気温が10℃代まで下がり、昼間は気温が20℃以上まで上がり、寒暖差が10℃近くもあります。

急激な寒暖差に自律神経の調整が追い付かず、免疫機能が下がると風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまうのです。

事実、冷え性で頻繁に風邪をひいていた私が、1年間ずっと体を温める作用のある生姜やシナモンなど入れた飲み物をとり続け体温が1℃上がっただけで、免疫力が高まったのか風邪をひかなくなったのです。

葛根とは

古くから、寒気がしたり風邪のひき始めには葛根湯を飲むといいと言われていますが、何故でしょう?

漢方薬の葛根湯には、葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)の生薬が配合されています。

西洋薬はピンポイントに効くように作られているのに対し、漢方薬は何種類もの天然の植物の生薬を組み合わせて作られ、その相乗効果により体に良い効果を発揮します。

滋養強壮・発汗発散作用、炎症やアレルギーを緩める、交感神経を刺激するなどの作用で、風邪のひき始めや肩こり、筋肉のこわばりなどに用いられています。

体のだるさや節々の痛み、風邪をひいたかな?と思ったときや風邪のひき始めには、すぐに葛根湯飲むと風邪がひどくならないと言われています。
ただし、症状が良くならないときや異常を感じたときは、すぐに医療機関で受診しましょう。

風邪予防に紅茶で手軽に作れる葛根茶(カッコンチャ)

今回は、麻黄に含まれる気管支拡張作用のあるアルカロイドの成分の代わりに、紅茶のカフェィンを利用して、お家で手軽に作れる葛根茶(カッコンチャ)を作りましょう。
以下の葛根茶(カッコンチャ)の材料は、ハーブ専門店やスーパーなどで揃うものばかりです。

[材料]
・紅茶
シナモン……毛細血管の修復、体を温める。
リコリス……免疫力を高める。解熱作用、咳を鎮める。
ナツメ……体を温める、冷え性改善。
ジンジャー(ショウガ)……体温を上げる。滋養強壮、免疫力UP。
葛根(クズ)……発汗を促す、頭痛、発熱、首肩のこわばりを緩める。
クコの実……免疫力増強
※クコの実は、お茶を作ってからカップに加えていただきます。
・熱湯
・ティーポット

[作り方]
①材料をすべてポットに入れます。
②熱湯を加えて数分蒸らすとスチームでの効果でいい香りが漂ってくるので、ぜひ飲む前に鼻からも香りを味わってください。
カップに注いで少しずつ、数回にわけて飲むといいでしょう。

私は、何となく体調が良くないとき、朝起きた時、午後から、夜寝る前と1日に3回位を目安に葛根茶(カッコンチャ)を飲んでいます。

もちろん、体調を崩していないときでも体がぽかぽかと温まりリラックスできて楽になるので、秋・冬の季節におすすめのお茶です。

11月から寒さも本格的になってきます。
今年の冬は新型コロナ感染症、インフルエンザ、風邪にかからないように気をつけなければいけません。

手洗い、マスク、うがいの徹底。
そして体を温め、風邪・インフルエンザ予防にぜひ、紅茶で手軽に作れる葛根茶(カッコンチャ)を飲んで元気に秋冬を乗り切りましょう。



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