3 Nov 2020
今回は、最近話題になっている数あるスパイスの中から「オールスパイス」をご紹介しましょう。
食欲の秋、温かい美味しものが食べたいと思いつつも、いつものワンパターンの味付けに飽きているという方は、「オールスパイス」名前のスパイスをお料理に取り入れることで、味も香りも手間ひまかけたようなレベルアップした味に近づけることができます。
オールスパイスとは?
「オールスパイス」中南米・西インド諸島を原産とするフトモモ科の植物で、ジャマイカで生産されているため、別名ジャマイカペパーと呼ばれています。
オールスパイスは何種類家かのスパイスが合わさったミックススパイスと思っている人が多いのですが、実は世界三大スパイスと言われているクローブ・シナモン・ナツメグの3種類の香りを合わせ持つスパイス。
少しスパイシーな甘みのある豊かな香りが特徴です。
多くの豊かな香りがするので中国では三香子、日本では百味胡椒と呼ばれていますが、スーパーなどで販売されている瓶にはオールスパイスと書かれているので、日本でもすでに市民権を得ているといった感じです。
オールスパイスの特徴
オールスパイスはクローブ・シナモン・ナツメグに共通するオイゲノールという成分が含まれています。
オイゲノールには、抗菌、免疫強化、鎮痛、抗ウイルス作用があり、これから寒くなると流行しだす風邪やインフルエンザ、新型コロナ感染症の予防にも効果を発揮するのではないでしょうか。
オールスパイスの使い方
スパイスに興味はあるけれどたくさんありすぎて、何を使えばいいのか、どんなふうに使うえばいいのわからないと思っている人も多いようです。
これからの温かい煮込み料理などには、香り豊かなオールスパイスがおすすめですよ。
オールスパイスは、クローブかシナモンかナツメグのいずれかを使いたいと思ったものには、どんなものにも合います。
オールスパイスと胡椒があれば、美味しいいお料理ができあがると言ってもいいのではないでしょうか。
オールスパイスはどんなお料理に合うのでしょう?
1.肉や魚などの下ごしらえに
代表的なものではハンバーグやミートローフなどの種を作る時にオールスパイスを使うと臭み消しの効果もあり、香りがよく深みのある本格的な味になります。
2.煮込み料理に
シチューやロールキャベツ、トマトとの相性がいいので、お肉や鶏肉を使ったトマトの煮込み料理にぴったりです。
3.ソースやドレッシングに
お肉、野菜をバターで焼き、醤油、みりんにオールスパイスを混ぜ合わせてソースで味つけをしたり、ケチャップとオールスパイスを混ぜ合わせたり、マヨネースとケチャップとオールスパイスを合わせたドレッシングは美味しいです。
4.クッキーやケーキなどのお菓子作りに
クッキー、パウンドケーキ、プリンなどは、シナモンやナツメグ、クローブの香りと甘みがとく合います。
5.紅茶、ミルク、豆乳などの飲み物に
ココア、ホットチョコレート、紅茶、豆乳、コーヒー、甘酒、温かい赤ウィンなど、どんなものにもアレンジできます。
温かい飲み物にオールスパイスを振りかけると、シナモン、ナツメグ、クローブの香りに癒やされ体も温まりホットした時間を過ごすことができます。
赤ワインにオレンジやリンゴなどのフルーツを使ったホットサングリアもおすすめです。
オールスパイスは、いつものお料理に気軽に使って美味しく仕上げることができるので、温かいお料理が恋しくなるこれからの季節におすすめのスパイスです。
塩分取り過ぎが気になるあなたもスパイス&ハーブを上手に取り入れると減塩につながり、甘み・辛味・酸味・深みなどの味の変化を楽しむことができて美味しくいただけます。
毎日のお料理に、特別な日のお料理に、大切な人のためのお料理に、スパイスを上手に使い、お料理上手になりたいですね!
まずは、香り豊かな深い味わいのお料理ができあがるオールマイティーなスパイス「オールスパイス」で、食欲の秋を楽しんでみてはいかがでしょう。
スパイスの摂りすぎにはご注意。たくさん摂ればいいというものではありません。
偏りのないように、使用の際はスパイボトルの使用方法を確認して使いましょう。