月桂樹の葉はスパイスとして暮らしに役立つハーブです

月桂樹の葉はお料理に使われるスパイスとして知られていますが、今回はキッチンハーブとしての月桂樹をご紹介します。

月桂樹の特徴

我が家には育て始めて約10年になる月桂樹の木があります。鉢植えなので高さは1.5m位に押さえています。
手入れも簡単でとても丈夫なので、一年中ベランダで栽培できるとても重宝するハーブです。

春から初夏にかけて、毎年新芽がどんどん出てきて茂ってくるので年に何度も剪定をするくらい勢い良く成長してくれます。
葉が茂ると収穫し天日干しにして乾燥させるので、我が家にはいつもたっぷりの月桂樹があります。

栄光のシンボルとしての月桂樹

月桂樹の葉はギリシャ・ローマ時代から神聖視されている樹木で、その枝で作った冠は勝利と栄光のシンボルとして、オリンピックでの勝者の頭上に掲げられました。

これが月桂冠とよばれている勝利の冠で、現代にも続いています。

イギリスでは、有名なワーズワースやテニソンなどの王室詩人に桂冠詩人の称号が与えられています。

キッチンハーブとして

英語で「ベイ」「ベイリーフ」「ローリエ」、フランス語で「ローレル」などと呼ばれており、お料理に使っている人には「ローリエ」という方がなじみがあるかもしれません。

月桂樹の葉には、シネオールやリナロールという芳香成分が多量に含まれています。

シネオールは唾液の分泌をうながして消化を助ける働きがあるので、スープや煮込み料理に利用すると風味がよくなるだけでなく、消化器を助け、肝臓や腎臓を強くする効果もあると言われています。

シチューやカレー、スープ、煮込み料理などには欠かせません。
さらに我が家には月桂樹の葉とペッパー、唐辛子、ドライニンニク、レモングラスの葉を瓶に詰めて、ハーブビネガーやポン酢を手作りしています。 
とても重宝するハーブなのです。
選定した葉はよく乾燥させてから密封瓶に入れて使用しましょう。

月桂樹の葉とシナモン、ペッパーとブレンドしたハーブティーにしても、スッととした香りがして、体を温め、リラックス効果を高めてくれます。

お料理以外に役立つ月桂樹

また、月桂樹はお料理以外の使い道もあります。
シネオールとリナロールには血流を促す働きやリラックス効果、神経痛などへの効果があるので、お風呂に入れると関節の痛みなども和らげる効果もあります。
ハーブを何か育てたいと思っている方には、暮らしに役立つおすすめのハーブです。

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