今回は、食用のスパイスを使って簡単にできるスパイス風呂をご紹介します。

在宅勤務がまだまだ続く日々、1日中自宅でパソコンに向かって仕事をしていると、首や肩、腕、背中、足の筋肉が固くなり、筋肉疲労が溜まっているという人も多いのではないでしょうか?

実は、仕事が終わって疲れがピークに達して辛いと感じる夕方に、薬効のあるスパイスを入れたお風呂にゆっくりつかって体を温めることで、筋肉の疲労が和らいでとても楽になるのです。

実際に、ハーブスパイスには様々な薬効が含まれているものが多く、それらはメディカルハーブと呼ばれるのですが、お料理だけではなくメディカルハーブやハーブティーとして楽しまれています。

疲労回復に!薬効の高いスパイス

体の筋肉がこわばり疲労が溜まっているときには、レモングラス、ミント、ローズマリー、ユズ、ショウガや天然塩がおすすめです。

ローズマリー……主成分のカンファーには筋肉弛緩作用に優れているので、肩こり、腰痛、神経痛、筋肉痛などを緩めてリラックス。
ユズ……主成分のリモネンは血管を拡張、血液促進の働きがあり、シトラール(柑橘系)の香りが心身共にリラック
ペパーミント……リンパの流れを促進し老廃物を押し流。足の疲れ、肩こり、腰痛に。すっとして爽快な香りリラックス。
レモングラス……レモンのような爽やかな香りが気分爽快。主成分シトラールには鎮静作用、鎮痛作用、血流促進作用があり、筋肉をクールダウンし、筋肉や腱の働きを高めてくれます。筋肉、肩こり、腰痛、下肢のむくみに。
ショウガ……冷え性改善、血行促進、発汗効果。抗炎症作用があり、筋肉が緩みや肩などのこりを緩和してくれます。
・天然塩……天然塩には疲労回復効果があり腰痛や肩凝りなどの疲れた筋肉を和らげてくれます。
血行促進、毛穴が開いて老廃物や毒素の排出でお肌がつるつるになります。

その他、タイムやグレープフルーツやゼラニウムなどもあります。

スパイス、ドライタイプのハーブ・スパイス、精油(エッセンシャルオイル)などお好みのものを選んでください。
浴槽にはお好みのブレンドで精油5滴を使用します。

フレッシュのハーブ・スパイスは、まとめてゴムで縛り蛇口のお湯が落ちてくるあたりに置くと香りが立ちます。

ドライタイプのスパイスは、お茶パックに入れて浴槽へ。
精油(エッセンシャルオイル)を使用するときには、天然塩に精油を加えよく混ぜて浴槽へ入れると精油が溶け込みます。

まとめ

疲労回復には、レモングラス、ミント、ローズマリー、ユズ、ショウガや天然塩などがおすすめです。

昔から日本には、体を温めて血行促進や風邪を惹かないようにと、ゆず湯や菖蒲湯などの風習があったように、薬効のある植物=ハーブ・スパイスを使ったお風呂の習慣は理にかなっているのです。

テレワーク中のパソコン作業による目の疲れや肩凝り、腰腰、背中の痛み、脚などの疲労回復には、スパイス風呂がおすすめです。
お風呂で体が温まり血流がよくなるだけでなく、薬効のあるこれらのスパイスが筋肉に働きかけ溜まった疲れを和らげてくれます。

スパイスは刺激の強いものあるので、お肌の弱い方などは入浴の15分くらい前に浴槽に入れ、入浴時に取り出すなどの注意も必要です。

また天然塩や重曹、ハチミツなどを合わせてバスボムやバスフィズなどの入浴剤を作ることもできます。
バスボム・入浴剤の作り方はこちらの記事を参照。



関連記事