27 Sep 2020
今回は手軽に作れる、辛み、風味、旨味がたっぷり含まれている「チリパウダー」の作り方(レシピ)をご紹介します。
食欲の秋と言われるように、秋は野菜、きのこ類、山菜、果物など美味しい食材がいっぱい。
そんな美味しい食材に「チリパウダー」のミックススパイスをプラスすると、お料理の幅がぐんとを拡がりますよ。
チリパウダーとは?
チリパウダーと聞くと、辛い唐辛子のパウダーだと思っている方が多いのではないでしょうか?
それは、チリパウダーではなくチリペッパーです。
チリパウダーは、日本の七味唐辛子の洋風版という感じでしょうか。
スペイン料理やメキシコ料理には欠かせないチリパウダーですが、現在ではチリパウダーはアメリカの郷土料理の代表的なミックススパイスと言われています。
チリペッパーとチリパウダーの違いとは?
チリペッパーとは、唐辛子を乾燥させてパウダー状にしたもので、辛味のみをつけたい際に使用されます。
また古くから唐辛子に含まれている成分のカプサイシンは新陳代謝を活発にさせてくれるので、体に取り込むと血液循環を促し体がポカポカ熱くなり汗をかいたりします。
さらに、お料理だけではなく体を温め発汗を促す目的で、入浴剤や筋肉のマッサージなどにも使われたりしています。
チリパウダーは、チリと呼ばれる辛味の唐辛子に、風味、旨味成分の含まれるスパイスをブレンドしたミックススパイスで、いろいろなお要理に使うことができ、便利でとても美味しいスパイスです。
チリパウダーの作り方(レシピ)
いくつかのメーカーが販売しているので、店頭で購入することができますが分量がそんなに多くはなく、そこそこの価格なので、手作りするとたっぷり使えるのがいいところです。
使用する材料は特に決まっているというわけではありませんが、私がよく作る定番の材料をご紹介します。
〈材料〉
トマトの粉末 大さじ2杯
カイエンペッパ(赤唐辛子の熟した唐辛子を乾燥させたもの) 大さじ1杯
クミン 大さじ1杯
ディル 大さじ1杯
クローブ 大さじ1杯
オレガノ 大さじ1杯
ガーリックパウダー 大さじ1杯
オニオンパウダー 大さじ1杯
その他、トマトの粉末をパプリカの粉末にしたり、キャラウェイ、セロリーシード、バジル、オールスパイス、ナツメグ、シナモンや塩などの好みの材料をブレンドすることで風味や旨味、味が変わるので、いろいろブレンドする材料を変えて作るのも楽しみです。
〈作り方〉
1.ボールにすべての材料を入れて混ぜ合わせます。
2.味見をしながら、それぞれの材料の分量を変えると風味や旨味が少しずつ変わってくるので、自分好みのチリパウダーを作ることができます。
3.保存びん移し、冷暗所に保管します。湿気のあるときは、冷蔵庫や冷凍庫に保管します。
私の場合は、シナモン、ガーリックパウダー、オニオンパウダー以外は我が家のベランダイングリッシュガーデンで栽培しているので、収穫して乾燥させるところから作っています。
作りながら香りに癒やされ、どんなお料理に使用しようかなと心ウキウキします。
チリパウダーはどんなお料理に合うのでしょう?
私がチリパウダーを使って作るメニューはこちら。
・大豆ミートのチリコンカン
・スパイスカレー
・タコス
・タンドリーチキン
・タコス
・サモサ
・トルティーヤ
・タコライス
・ジャンバラヤ
・トマトシチュー
・アラビアータ
・手作りソーセージ
サルサソースとして、パスタやサラダ、ホットドッグなどにもおすすめです。
ぜひ、自分好みのチリパウダーを作ってお料理の幅を広げてみてはいかがでしょう。
辛味、旨味、風味がたっぷり含まれているチリパウダーを使って、秋の味覚をお楽しみください!