桜の便りとともにやってくる春本番。そんな春を前にあなたは体が重~いと感じていませんか?
冬に溜め込んだ体の中の不要な脂肪や老廃物、毒素をデトックスしスッキリした体で春を迎えたいですよね。
今回はおすすめの春野菜で腸内デトックスをご紹介します。

春はデトックスにおすすめの季節

寒い冬はついつい濃い味付けのお肉料理や甘いものを食べる機会が増え、フレッシュなお野菜が少なくなりがちです。

さらに運動量も減ることで汗をかく機会も減り、代謝機能が衰え血液循環も悪くなることで、内臓の働きも悪くなります。

そのため、体の中で完全に燃焼されなかった老廃物や毒素が体の中にたまりがちになり、何となく体調がすぐれない、便秘、下痢、お肌のトラブルなどの症状を訴えることが多くなっているようです。

でも、安心してください!

この時期は店頭で菜の花、セリ、アスパラなどの春野菜や、ふきのとう、タラの芽などの山菜が多く販売されているのですが、この時期にこれらのお野菜を食することで体の中がデトックスされ、きれいになると言われています。

その理由は春野菜に含まれている、植物性アルカロイドという苦味成分にあるようです。

植物性アルカロイドとは

植物性アルカロイドとは何でしょう?
植物性アルカロイドとは春野菜に含まれている苦味成分で、デトックス効果があることで知られていますが、日本には、これらの成分を含む野菜や山菜など多くあります。

海外では苦味やえぐ味のあるものを食べる習慣はあまりありませんが、私達日本人は古くからの食生活で、苦味やえぐ味、あくのある野菜や山菜などを食してきました。

日本人特有の食生活文化でもありますね。

植物性アルカロイドは、腎臓の機能を高める効果が期待できると言われています。

腎臓は体の中の余分な水分や老廃物を排出し、血液をきれいにする働きがありますが、植物性アルカロイドは腎臓機能の働きを高め体の中をデトックスする効果が高まると話題になっているのです。

春、デトックスにおすすめの春野菜「菜の花」

植物性アルカロイドを含むデトックス効果のあるお野菜は数ありますが、一番のおすすめは菜の花です。
見た目もきれいで食べて美味しい菜の花には、たくさんの栄養が含まれています。

菜の花には、ビタミンB、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、βカロテン、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウム、リンなど多くの栄養素が含まれているおすすめのお野菜です。

鉄、リン、マグネシウムなどのミネラルは、骨の生成に役立ち、豊富なβカロテンは体内に入るとビタミンA に変換され、髪の毛や皮膚や粘膜を丈夫にし、視力の維持、免疫を高める働きなどもあるのです。

葉も花も食べることができますが、きれいな黄緑の葉茎で蕾程度の花がついている若い菜の花が、柔らかくて美味しく、菜の花のお浸し、菜の花と卵炒め、サラダ、煮浸し、スープなどどんなお料理にしても美味しいです。

体が重い、お腹周りが太ってしまった、便秘や下痢がある、なんとなく不調と感じているあなた、この時期にぜひ植物性アルカロイドや栄養成分をたっぷり含んでいる菜の花を積極的に食することをおすすめします。

 

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